3月11日

「近江の宝 わくわく体験」に参加しました。

3月6日、7日近鉄百貨店草津店において、滋賀県文化財保護課主催による「近江の宝 わくわく体験」が開催されました。
  これは、文化財保護課が滋賀県ならではの宝物である「歴史文化」や「くらしの文化」を見て、触って楽しめる展示と、体験を組み合わせたイベントで、滋賀県の豊かな歴史、文化的魅力をぎゅっと濃縮した、ちょっと変わった「ミニ文化財博物館」となりました。
  主な展示内容は、聖武天皇の『紫香楽の宮』など当時の建造物の屋根材(檜皮、杮)の模型の展示、琵琶湖の湖底に眠る湖底遺跡から出土した貝塚の貝や3Dプリンターで作った飛鳥時代の瓦など、普段あまり見ることのできないものばかり展示されていて、多くの方が来場されました。
  近江の茶について、滋賀県茶業会議所が体験イベントに参加協力をさせていただきました。今から1200年前の西暦805年、遣唐使として唐(中国)に渡っていた伝教大師最澄が茶の実を持ち帰り、比叡山の麓にある日吉大社の周辺に播いたのが近江の茶の始まりとされ、ともに滋賀県の歴史を語る物語であることから参加協力をさせていただきました。
  土曜日には近江の茶がもっと好きになるミニ講座を開設し、歴史や、お茶の特徴、茶カテキンの効能、美味しいお茶の淹れ方など体験をしていただきました。また、茶の木と茶の実も展示し、その感触にも触れていただきました。また、近鉄百貨店の近くにある渋川小学校では、昨年度より近江の茶について学ぶ取り組みがされています。本年度滋賀県内の茶産地である甲賀市の朝宮茶、土山茶、日野の北山茶、東近江の政所茶について、それぞれの小学校とリモートによる交流学習会がもたれ、今回、この4産地の茶を使った羊羹を6年生3クラスの児童が製作したことから、特別に展示をしていただきました。

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