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令和5年度滋賀県茶振興大会が10月27日(金)、日吉大社日吉会館(大津市坂本5-1-1)で開催されました。
 今から1200年前の西暦805年、遣唐使として中国・唐に渡っていた伝教大師最澄が、天台よりお茶の実を持ち帰り日吉大社に植えた(日吉大社に伝わる神道秘密記記載)とされ、また当時の嵯峨天皇がこの坂本の地(梵釈寺)でお茶を飲んだと記述(日本後記)され、日本茶の発祥地といわれることから、一度原点に返り、この発祥の地で今後の近江の茶の振興について茶業者一丸となって取り組むことを確認しようと開催されました。
これは、一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが主催、農林水産省、滋賀県、日本茶業中央会、全国茶生産団体連合会、関西茶業協議会、滋賀県農協中央会、全農滋賀県本部の後援を得て毎年開催しているもので、本年で48回目となります。
大会では、はじめに滋賀県茶生産者団体連合会会長の池村正 副大会長が開会宣言を行った後、滋賀県茶業会議所の岩永裕貴会頭が大会長として挨拶。その後、滋賀県農業技術振興センター 茶業指導所の志和将一所長から、滋賀県茶業コンクール第48回荒茶品評会の審査結果について「出品された上位から中位のものは格差が少なく、『近江の茶』にふさわしいものが出揃った」と審査報告され、荒茶品評会の受賞者と茶業功労者への表彰式が行われました。
また、本年は特別に日吉大社の馬渕直樹宮司から日吉大社に伝わるお茶について講話をいただきました。伝教大師最澄から伝わる『日吉茶園』、そして、毎年4月12日から15日にかけて開催される山王祭には日吉茶園からとれた茶葉が祭神に献納されることなど、お茶にまつわるお話で、歴史を感じさせていただきました。
大会決議では、土山町農業後継者クラブ立岡究さんから①近江の茶の歴史と匠の技を将来につなぐ ②安全・安心な茶の生産・消費拡大に努める ③日本最古の茶所「近江」として日本・世界に情報発信をしていく と提案され、全会一致で大会決議とされました。
上位受賞者は次の通り。※敬称略
【せん茶の部】▼1等 中村哲三(甲賀市土山町)、辻本浩二(甲賀市信楽町)、北田一夫(甲賀市信楽町)、片木寿(甲賀市信楽町)
    【特別賞】▼農林水産大臣賞 中村哲三 ▼近畿農政局長賞 辻本浩二
 ▼滋賀県知事賞 北田一夫  ▼滋賀県議会議長賞 片木寿
【かぶせ茶の部】▼1等 大谷充(甲賀市信楽町)、片木享央(甲賀市信楽町) 
大谷敬生(甲賀市信楽町)
      【特別賞】▼近畿農政局長賞 大谷充 ▼滋賀県知事賞 片木享央
           ▼日本茶業中央会長賞 大谷敬生
【茶業功労者表彰】 ▼滋賀県茶振興大会長表彰 安井 睦(甲賀市土山町)
2023.11.9
甲賀市における大阪・関西万博に向けた機運醸成イベントとして、秋晴れの10月15日(日)に甲賀市まちづくりセンター(まるーむ)を中心に『こうかEXPO2023』が開催されました。甲賀の食博覧会、万博機運醸成イベント、未来につながるエコフェスタ、甲賀商工まつり、食の祭典inしがと銘打って、それぞれの会場で盛大に開催されました。滋賀県茶業会議所も、近江の茶のPRに参加させていただきました。
2023.10.18
9月22日、草津市の大路まちづくりセンターで開催されている講座(ひだまり)に及びいただきました。「美味しいお茶の淹れ方講座」というご案内をいただき、近江の茶のお話とお茶と健康について、実践を交えて約2時間ともに学習させていただきました。
当日30名の出席をいただきました。全ての方が毎日お茶を飲んでおられるということで、熱心に話を聞いていただくことができました。
特に、日頃より健康に関心を持っておられることから、茶に含まれる茶カテキンの効能について話をさせていただき、急須でおいしく入れる方法と、茶カテキンがたくさん出る方法などを体験していただきました。茶カテキンの中でも、エピガロカテキンガレートについて、お湯の温度が大きく作用すること、『高温のお湯で淹れるとこのカテキンが多く抽出されるが、渋みが強くなる』『低温でゆっくり淹れると渋みが少なく美味しい』など95℃と50℃の2種類のお湯で実際にお茶を淹れてみて、その違いを実感していただきました。
熱心に聞いていただき、楽しいひと時となりました。
2023.10.18
令和5年9月22日(金)滋賀県草津市立草津小学校4年生を対象とした総合的な学習の時間に出席させていただきました。これは、草津小学校4年生が総合的な学習の時間に、「滋賀県の特産品である近江の茶について知り、人々が受け継いできた産業に対する誇りと愛情を持つこと」を狙いとして開催されるもので、趣旨に賛同し体験型の学習会とさせていただきました。
滋賀県庁みらいの農業振興課、全農滋賀県本部園芸特産課、甲賀市役所農業振興課の協力を得て実施させていただきました。4年生は4クラス111人が在籍され、9時35分から12時15分の3時限に分けて学習会を開催しました。午前中のみということで、1クラスだけ3つの班に分かれての3時限での学習会と変則的田対応をいただいての開催となりました。
最初、児童たちに『今朝お茶を飲んできた人』と聞いてみると、3クラスとも5割程度。『普段どの様なお茶を飲んでいるか』を尋ねると、どのクラスとも麦茶が圧倒的に多く、次にペットボトル。急須で淹れたお茶を飲むことは家ではほとんど無く、急須もないとのことでした。
このようなことから、近江の茶を子供たちに知ってもらわねばと、全員気合を入れての対応となりました。
最初に①滋賀県のどの地域でお茶が栽培されているか。 ②それぞれの地域どの様な特徴があるか。③茶葉の収穫作業はどのようにするのか。④茶葉はどのように加工するのか。⑤農家の生産した茶がどのようにしてお店に並ぶのか。などについて映像を使って説明をさせていただきました。そして、体験を重視されていることから、今回はほうじ茶の製造体験、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べるということで、まず、6人が1班で陶板の上に煎茶をあけ、全員でターナーを用い約10分間炒る作業。数分すると香ばしい香りが漂い、学校全体がほうじ茶の香りでいっぱいとなりました。
今度は、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べてみようと、急須でお茶を淹れる体験をしていただきました。全員が急須を持つのが初めてらしく、持ち方等を説明しましたがなかなかむつかしく、しやすい方法で回し注ぎをし、お茶の量、濃さを考えながらカップに注いでいました。初めての体験ということで、何事にも興味をもって取り組んでくれていました。多くのほうじ茶ができたため、それぞれ家に持ち帰り、自宅でお家の方と飲んでもらうこととしました。
1時限が45分という短い時間の中で、あれもこれもと思い、大変な授業となりましたが、児童と共に、我々スタッフも貴重な体験をさせていただきました。
2023.10.18
令和5年9月10日(火)滋賀県庁知事応接室において、パラ陸上の世界選手権で金・銀メダリストの福永凌太選手へ、三日月知事から滋賀県民スポーツ大賞栄誉賞が授与されました。
7月にフランス・パリで開催された「パリ2023世界パラ陸上競技選手権大会」において、400m(視覚障害T13)で金メダル、走り幅跳び(視覚障害T13)で銀メダルを獲得された野洲市出身の福永凌太選手にその功績を称え授与されたものです。滋賀県茶業会議所も功績を称え副賞を贈呈させていただきました。
2023.10.18
9月15日は、日本にはじめてお茶を中国から伝えた伝教大師最澄の生誕日です。その日の合わせて、熟成をさせた近江の茶『極煎茶比叡』『琵琶湖かぶせ』を毎年9月15日に全国一斉に発売をしています。この2種類の茶は、滋賀県を代表するせん茶とかぶせ茶を全国の人に知っていただくため、審査会を開催し、最高の茶葉を厳選して仕上げたお茶で、最高品質のものとなっています。
東京日本橋にある滋賀県の情報発信拠点『ここ滋賀』において、試飲販売を行いました。午後はあいにくの大雨となり大変な一日でしたが、多くの来場者に駆けつけていただき、近江の茶に満喫していただきました。
2023.9.20
令和5年9月9日、滋賀県と姉妹提携をしている米国ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事一行が来県され、彦根市にあるミシガン州立大学連合日本センターにおいて、歓迎レセプションが開催されました。当日は、ミシガン州経済開発公社など経済団体関係者、米国アイシン精機など日系企業代表者も見えたことから、岩永会頭から、日本最古の茶所近江と近江の茶のPRを試飲を通じてしていただきました。暑い時期でしたので、冷茶がすごくおいしいと何倍もお代わりをされる方が多く、非常に好評でした。
2023.9.20
令和5年9月1日、第20回FINA世界水泳選手権2023福岡大会アーティスティックスイミングにおいて、ソロ2種目で金メダルを獲得された近江八幡市の乾友紀子さんに、滋賀県庁知事室で、三日月知事から滋賀県民栄誉賞が授与されました。
滋賀県茶業会議所は近江米振興協会、近江牛生産・流通推進協議会、滋賀県水産加工業協同組合は応援しています。
2023.9.20
本年の茶の出来栄えを競う「滋賀県茶業コンクール第48回荒茶品評会審査会」が9月6日、滋賀県甲賀市土山町にある甲賀市土山開発センターで行われました。
 (一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業
センター、東近江地域農業センターの共催で毎年開催され、本年で48回目を迎えました。
今年は甲賀市と蒲生郡日野町から煎茶80点、かぶせ茶61点の計141点が出品され、11人の審査員により、香気、水色、滋味、外観について厳正に審査がされました。滋賀県では、以前から内質を重視する審査を行っていて、その配点も200点満点のうち香気65点、滋味65点、水色30点、外観40点となっています。
本年度も新型コロナウイルス感染症が5類となったものの、いまだ猛威を振るっていることから、対策を十分にとっての審査会となりました。特に、滋味については昨年に続き、審査員個々にトレイを配布し、スプーン、紙コップ、審査湯呑みをその上に乗せて使用し、審査員個々の口が審査茶碗の茶につかない対策を実施しました。
141点の審査でしたが、結構時間がかかり,擬賞会が開催できたのは午後4時近くになって、関係者の皆様には朝早くから終日にわたり大変お疲れさまでした。
せん茶、かぶせ茶とも1等には別添の特別賞が授与される予定です。
尚、褒賞授与については10月27日(金)日本茶の発祥地とされる、比叡山の麓、日吉大社の日吉会館で開催される滋賀県茶振興大会において行われる予定です。
成 績
  (1)滋賀県茶振興大会長賞受賞者
    ア せん茶の部 (1等4名、2等6名、3等8名)
1等入賞者
      中村 哲三 土山 
      辻本 浩二 信楽  
      北田 一夫 信楽
      片木 寿    信楽
    
 イ かぶせ茶の部 (1等3名、2等4名、3等9名)
1等入賞者
     大谷 充 信楽
       片木 享央 信楽
       大谷 敬生 信楽

(2)特別賞受賞者
  ア せん茶の部
      農林水産大臣賞  中村 哲三  土山
      近畿農政局長賞  辻本 浩二  信楽
      滋賀県知事賞 北田 一夫  信楽
      滋賀県議会議長賞 片木 寿 信楽
      (公社)日本茶業中央会長賞 中村 哲三  土山
      全国茶生産団体連合会長賞 辻本 浩二  信楽
      関西茶業協議会長賞 北田 一夫  信楽
      滋賀県農業協同組合中央会長賞 片木 寿 信楽
      全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 中村 哲三  土山

イ かぶせ茶の部
   近畿農政局長賞 大谷 充  信楽
       滋賀県知事賞   片木 享央  信楽
       (公社)日本茶業中央会長賞 大谷 敬生  信楽
       全国茶生産団体連合会長賞 大谷 充 信楽
       滋賀県農業協同組合中央会長賞 片木 享央  信楽
       全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 大谷 敬生  信楽

2023.9.13
令和5年8月17日、滋賀県甲賀合同庁舎4F大会議室において、令和5年度8月期の一般社団法人滋賀県茶業会議所理事会が開催されました。通常、8月期の理事会は、茶業功労者の選定、会議所事業等の進捗状況報告が主となりますが、本年度は、近江の茶の定義について多くの問い合わせがあったことから、この件についても議題としました。
近江の茶の定義ついては、平成14年4月の総会で「近江の茶」生産・販売についての申し合わせがされており、また平成28年に一部修正がされ、『県内生産者育成した生葉を県内で製茶加工したものを「近江の茶」とし、品質に優れ、食品添加物が入ってない茶とする。』とされていました。この中で、製茶加工の解釈が明確でなかったことから本年度の理事会においてこの部分について協議をいただき、【製茶加工】を【荒茶加工】に修正をすることが確認されました。
報告事項として、それぞれの機関から①茶業会議所の事業進捗状況について。②令和5年度極煎茶比叡・琵琶湖かぶせ原料茶選定会議結果について。③全農荒茶共販取り扱い結果について。④第75回関西茶品評会審査結果について。⑤全国・関西茶品評会開催地順序について。⑥化学肥料低減定着対策について。⑦燃油価格高騰対策事業の取り組みについて。⑧滋賀県荒茶品評会審査会について。⑨滋賀県茶振興大会について。が報告され了承されました。
2023.8.30
7月13日、甲賀市水口町のJAこうか本所茶加工センターで滋賀県特産『近江の茶』PRの統一銘柄商品である『琵琶湖かぶせ』と『極煎茶比叡』の原料茶選定審査会が開催されました。
 両茶は、『近江の茶』PRの統一銘柄として、琵琶湖かぶせは平成18年から、極煎茶比叡は平成25年から販売がスタート。極煎茶比叡は、高貴な香りと深みのある味わいが特長で、琵琶湖かぶせは摘み取り前の新芽に覆いをして光を遮ることで渋みが少なく旨みが多いのが特長。毎年両茶の特長に合った原料茶を選定する選定会を行っております。今年は琵琶湖かぶせに3社から8点が極煎茶比叡に4社から9点が出品され、11人の審査員によって、外観、香気、水色、滋味について審査いただきました。本年度の結果は、琵琶湖かぶせには丸安茶業株式会社から出品された丸安茶業Bのかぶせ茶が、極煎茶比叡には近江製茶株式会社から出品された近江製茶Bの煎茶が選定されました。
 選定された両茶は、旨みを増すための熟成期間を設け、9月15日から県下の茶商さんの店舗、近鉄百貨店草津店及び東京日本橋の滋賀県情報発信拠点『ここ滋賀』で一斉に販売する予定となっています。
2023.7.14
令和5年6月19日(月)午後、日本茶業中央会と自民党茶業振興議員連盟の肝いりで、岸田総理への新茶の贈呈式が行われました。日本最古の茶所を自負する滋賀県近江の茶も出席していた滋賀県茶生産者団体連合会から本年5月に収穫された最高級の煎茶を贈呈していただきました。当日は、事務局を担当する全農滋賀県本部園芸特産課のNさんが茶娘になり、岸田総理に渡していただきました。緊張が伝わってくる場面でしたが、総理にきっちりと近江の茶をPRしていただけたと思います。お茶の生産振興、消費拡大、海外販路開拓に政府あげて取り組んでいただけるものと思います。
Nさん大役ご苦労様でした。
他の茶産地として南木曽茶、鹿児島茶、伊勢茶、狭山茶、宇治茶、川根茶、足柄茶、土佐茶、熊本茶が参加されました。
2023.6.21
令和5年6月9日(金)滋賀県草津市立渋川小学校6年生を対象とした総合的な学習の時間に寄せていただきました。これは、渋川小学校6年生が総合的な学習の時間に滋賀県が登録された世界農業遺産をテーマに学習を進められていて、その一環で「近江の茶」について学習をしようと滋賀県茶業会議所に依頼をいただいたものです。滋賀県庁みらいの農業振興課、全農滋賀県本部園芸特産課、甲賀市役所農業振興課、京都の大谷大学の学生の協力を得て実施させていただきました。6年生は3クラス95人が在籍され、9時35分から12時15分の3時限に分けて学習会を開催しました。子供たちに朝お茶を飲んできた人と聞いてみると、3クラスとも3から4割程度。どの様なお茶を普段飲んでいるかを尋ねると、麦茶が圧倒的に多く、次にペットボトル。急須で淹れたお茶を飲むことは家ではほとんど無く、急須もないとのことでした。お茶の効能などを話しながら、最初に①滋賀県のどの地域でお茶が栽培されているか。 ②それぞれの地域どの様な特徴があるか。③茶葉の収穫作業はどのようにするのか。④茶葉はどのように加工するのか。⑤農家の生産した茶がどのようにしてお店に並ぶのか。などについて映像を使って説明をさせていただきました。そして、体験を重視されていることから、今回はほうじ茶の製造体験、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べるということで、まず、6人が1班で陶板の上に煎茶をあけ、全員でターナーを用い約10分間炒る作業。数分すると香ばしい香りが漂い、4階建ての校舎全体がほうじ茶の香りでいっぱいとなりました。今度は、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べてみようと、急須でお茶を淹れる体験をしていただきました。回し注ぎでお茶の量、濃さを考えながらカップに注いでいました。初めての体験ということで、何事にも興味をもって取り組んでくれていました。
1時限45分という短い時間でした、我々も貴重な体験をさせていただきました。
後日、学校から「茶業会議所のみなさんへ」と題して、全員からお礼のお手紙をいただきました。こちらこそありがとうございました。一部掲載させていただきます。
2023.6.20
5月1日、晴天の茶葉の緑が映えるこの日、滋賀県と共に実施してきたオーガニック茶産地育成事業について、その成果を確かめるために、池村JAこうか組合長、山田全農滋賀県本部副本部長と共に、グリーンティー土山の有機茶園を視察いただきました。
オーガニック茶への取り組みは、平成30年から滋賀県と甲賀市の助成を受け、海外への販路開拓も含め、茶生産者、茶商と共にコンソーシアムを作り積極的に取り組んできたもので、展示圃も土山5か所、朝宮12か所を設置し、面積も12ヘクタールまで拡大し、一定の成果が上がってきたことから、今回、会頭を先頭にオーガニックとしての近江の茶をPRしようとなったものです。日本最古の茶所として、あらゆる茶を生産し、ブランド力の向上に努めることを確認いただきました。
2023.6.8
令和5年4月27日、全農滋賀県本部主催の令和5年度近江の茶荒茶共同販売会初市が、JAこうか土山支所で開催されました。初市に先立ち、甲賀市土山町にある田村神社において、茶業関係者が集まり神事が執り行われました。
本年の初市は、春先からの天候に恵まれたことから、昨年より5日早いスタートとなりました。初市には、せん茶13点、かぶせ茶1点の14点(674kg)が出品され、参加した県内茶商7社が、外観や香気、滋味、水色を十分に吟味しながら札を入れていました。本年度の最高価格は1キロ17,000円と昨年より500円高く過去最高の金額となり、幸先のいいスタートとなりました。また、甲賀市信楽町の朝宮茶は5月3日からのスタートとなります。
2023.4.28
4月19日、甲賀市水口町虫生野の茶園において、本年最初となる新茶の摘み取りが始まりました。本年は、3月の気温が高めに推移したことと、晩霜被害もなく順調に生育したことから、滋賀県茶業指導所の茶園で、萌芽日が3月31日となり、平年より5日、昨年より8日早くなりました。
この日は、曇天でありましたが、若い生産農家たちは、朝早くから刈り取りの準備をし、手摘みと機械を使用し約160kgの生葉を収穫しました。すぐに製茶加工され、35kg程度の荒茶が製造されました。香りも非常によく、旨味もあり近年にない新茶に仕上がっていました。製造された荒茶は、27日に開催される全農滋賀県本部主催の荒茶共同販売会に出品される予定となっています。
土山、朝宮のお茶の郷に活気がみなぎってくる季節となってきました。本年の茶に期待をさせていただいています。
2023.4.25
令和5年4月11日午後、甲賀市碧水ホールにおいて、一般社団法人滋賀県茶業会議所第11回通常総会が開催されました。
4年ぶりの対面での開催となりました。
前野副会頭の開会宣言、岩永会頭の挨拶。本年度の議長は滋賀県茶生産青年協議会の中村哲三さんが選出され、議事進行がされました。
第1号議案 任期満了に伴う新理事の選任についてが議題とされ、事務局から、理事任期2年となることから、理事全員が退任され、新しく岩永峯一氏、池村正氏、前野安司氏、笠井剛氏、岩永裕貴氏、村上元庸氏、大林茂松氏、山田純男氏、北田松司氏、松下良正氏、北田一夫氏、吉田甚栄氏、武田達生氏、木田光夫氏、堤吉男氏、山本靖氏、川崎裕子氏、吉永健治氏、満田久樹氏、そして、新しく5年間に渡って首都圏での近江の茶アンバサダーとして活躍いただいた東京滋賀県人会副会長の内田真由子氏を迎えたいとの提案説明がされ、全会一致で1号議案は採択されました。直ちに、総会は休憩とし、別室で第1回理事会が開催され、岩永峯一氏の会頭退任の意向を受け、理事で協議がされた結果、岩永裕貴氏を新しく会頭として就任いただくことの決定がされました。
総会が再開され、岩永峯一前会頭から、平成7年8月の滋賀県茶業会議所設立当初から28年間に亘り会頭職を務め、人生の3分の1を近江の茶の発展に関わり、思い出を語られ、会場からは、慰労の大きな拍手がわきました。事務局から、花束、思い出の写真が送られました。
また、新しく就任された岩永裕貴会頭からは就任のあいさつがされ、『日本最高品質の近江の茶の、さらなる発展に先頭に立って取り組みたい』とあいさつされ、若いリーダーシップに期待する大きな拍手が上がりました。
議事が進行され、
第2号議案 令和4年度事業報告並びに収支決算承認について
第3号議案 令和5年度事業計画並びに収支予算について
第4号議案 令和5年度会費徴収について
第5号議案 令和5年度歳計現金預託先承認について
第6号議案 付帯決議について
全て原案通り全会一致で採決されました。
当日の総会には、滋賀県農政水産部長岡田英基氏、日野町長堀江和博氏、甲賀農業農村振興事務所長奥村正氏、東近江農業農村振興事務所長今井清之氏に駆けつけていただき、代表して岡田農政水産部長から祝辞をいただきました。
また11日付で滋賀県知事三日月大造氏が滋賀県茶業会議所顧問に就任していただけることとなりました。
2023.4.13
令和5年度も新しくスタートを切りました。滋賀県茶業会議所の事業を推進するメンバーの報告も各部署からいただき、別添の組織体制となります。
令和5年4月18日午後1時30分から滋賀県茶業指導所研修会館で事業推進会議を開催させていただきます。
特に、18日は消費宣伝部会、生産技術部会、販売経営部会、オーガニックブランド産地育成部会の4部会について、令和5年度の事業計画の策定をいただきたいと考えています。
関係者の当日の出席をお願いします。
2023.4.4
写真は4月3日朝の写真です。
3月に入り、非常に暖かい日が続き、いっぺんに桜が満開となりました。
滋賀県農業技術振興センター滋賀県茶業指導所の茶園で、3月31日夕方、萌芽したと発表されました。昨年より8日早く、平年より5日早いということです。晩霜もなく順調にいけば、例年にない一番茶の到来となり、待ちに待った収穫の喜びが始まります。法がカラ日が経った、4月3日の朝、茶業指導所敷地内の桜と茶園の様子を撮ってきました。桜は、散り始め、茶の新芽も少し色ついてきたかに見えます。また、道端の意外な花(スノーフレーク鈴蘭水仙)が咲いていました。この花が例年咲くのは4月20日ごろといわれていますので、春は相当進んでいるみたいです。
2023.4.4
令和5年3月28日、午前10時から、甲賀市水口町の甲賀合同庁舎において、一般社団法人滋賀県茶業会議所第11回通常総会開催に向け、理事会が開催されました。今回の理事会は、4月11日に開催予定の通常総会の議案の協議、令和5年度の県、市の茶業振興予算の説明、今後の全国・関西茶品評会の開催順序などについて協議がされ、滋賀県茶業指導所から本年の茶の生育状況について報告がされました。
当日の協議案件は
(1) 第1号議案 任期満了に伴う新理事の選任について(案)
(2) 第2号議案 令和4年度事業報告並びに収支決算承認について
(3) 第3号議案 令和5年度事業計画並びに収支予算について(案)
(4) 第4号議案 令和5年度会費の徴収について(案)
(5) 第5号議案 令和5年度歳計現金預託先承認について(案)
(6) 第6号議案 付帯決議について(案)
2023.4.3
令和5年3月11日から6月25日にかけて、滋賀県立陶芸の森陶芸館において、特別企画展 湯呑茶碗・・日本人がこよなく愛したやきもの・・と題して開催されています。信楽焼の産地、そして、ほぼ同じ頃から栽培がされている近江の茶ということから、この特別企画展を応援させていただいています。
お茶を飲む専用の器としての『湯呑茶碗』の始まりは、江戸時代後期、文化年間(1804―1818)と考えられています。飯茶碗などの茶碗と区別するため、お茶を飲む専用の、やや小ぶりで縦長の個人専用の茶碗を『湯呑』と呼び分けたようです。明治末から昭和にかけ、行楽の大衆化によって、地域性のある湯呑茶碗が土産物として喜ばれたようです。
今回の展示は、明治末から昭和初期にかけて、全国を旅して集められた静岡県の(坂口恭逸湯呑コレクション)約270点の展示となっています。旅の思い出として集められた湯呑茶碗と各地の銘菓のラベルも併せて展示されていて、非常に興味深い特別展となっています。連日、静岡県をはじめ、京阪神の愛好家を中心に多くの来場者が見えています。
滋賀県茶業会議所もお茶つながりとしてこの特別展へ協力させていただいています。展示コーナーでは近江の茶の歴史や、栽培地、お茶の種類、おいしいお茶の淹れ方などを紹介するパネル展示を行っています。また、期間中3月25日―26日、4月8日―9日には来場者への近江の茶の特別試飲会を開催しています。「琵琶湖かぶせ」を用いた冷茶、「極煎茶比叡」を急須で淹れたお茶など、味、香りのさわやかさに感動をしていただいております。
2023.4.3
令和5年2月21日、甲賀市立伴谷小学校でおいしいお茶の淹れ方教室を開催しました。当日は、一面雪景色のあいにくの天気でしたが、土山、朝宮の茶業協会、JA、茶商組合の協力を得て5年生2クラス72人、2時限に分けて開催することができました。甲賀市内のお茶の産地の紹介、5月の新茶の収穫風景、製茶加工の様子などビデオで紹介しながら進めさせていただきました。
お茶の淹れ方体験では、せん茶と玄米茶の2茶種について実際に急須に入れて飲んでいただきました。せん茶では茶葉の量、お湯の温度によって大きく香りや味が変わること、玄米茶との比較を体験いただきました。子供たちは活発にに感想を述べてくれ、『せん茶がいい香りがする』とか玄米茶では『お茶漬けの香りや』など楽しんでいただきました。
伴谷小学校では、近くの田を借り受け、もち米を栽培し、秋には餅つき大会をされるなど、地域農業を体験を通じ学習する食育に力を入れていただいています。
今日は、近江の茶についての学習会で、45分間という授業時間内での制約もあり十分なことができませんが、回を重ねればと思っています。茶カテキンの大きな効果もあることから、子供の時から親しんでいただきたいものです。
2023.3.1
令和5年2月2日JAこうか研修室において、令和4年度オーガニック茶生産研修会が開催されました。令和元年度から滋賀県、甲賀市の補助事業として取り組み、土山町5戸、信楽町朝宮12戸の合計17戸の農家で取り組んでいただいています。2日の研修は関係者も含め29人の参加を得て開催することができました。
中心的に取り組んでいただいている甲賀の農業農村振興事務所農産普及課 竹若主幹から『オーガニック茶生産実証補の概要』について報告いただき、農業技術センター茶業指導所 忠谷主任専門員から『滋賀県における有機栽培向け品種について』と題して試験研究の報告をしていただきました。また同指導所 松本主任技師から『有機栽培茶生産体系の実証試験似ついて』と題して試験結果を発表いただきました。
2023.3.1
滋賀県茶業会議所オーガニックブランド産地育成部会では、1月18日~19日、滋賀県甲賀市土山町の茶農家6名、同市信楽町の茶農家8名、関係機関6名の計20名で、オーガニック茶の輸出や観光と結びついた茶づくりに熱心に取り組んでおられる宮崎県西臼杵郡の先進事例を調査しました。
1日目は高千穂町役場で開催されていた「持続的生産強化対策事業」検討会に途中からお邪魔して、産地を上げてオーナー制茶園やティーツーリズム等の取組を検討されている様子を視察させていただきました。また、西臼杵地区の茶農家、関係者と交流する機会も設けていただき、お互いの茶づくりに関して大いに情報交換できました。
2日目は五ヶ瀬町の㈱宮崎茶房にお邪魔して、当地域にはない釜炒り茶や3年番茶等の貴重な生産現場を見せていただいたうえ、品種や茶期、製造法等にこだわった様々な西臼杵地区の茶を試飲する機会をいただき、西臼杵地区の茶づくりの実態に深く触れることが出来、また、産地づくりにかける熱い姿勢に触れることが出来、非常に大きな収穫がありました。
2023.3.1
令和4年度滋賀県茶振興大会が12月23日(金)、甲賀市甲南町の甲南情報交流センター(忍の里プララ)で開催され、生産者や行政、関係者など約93人が出席しました。
 これは、一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが、近江の茶の生産振興や品質向上、消費拡大を目的に毎年開催しているものです。
大会では、はじめに滋賀県茶生産者団体連合会会長の池村正 副大会長が開会宣言を行った後、滋賀県茶業会議所の岩永峯一会頭が大会長として挨拶。今年は8年ぶりに関西茶業振興大会が滋賀県で開催されたことに触れ、「滋賀県の茶を十分にPRしていただけた」と数々の受賞を称えた他、「土山一晩ほうじ」としてブランディング化した土山茶に続いて、来年は朝宮茶のブランド化を目指すなどの抱負を語りました。その後、滋賀県農業技術振興センター 茶業指導所の志和将一所長が、滋賀県茶業コンクール第47回荒茶品評会の審査結果について「出品された上位から中位のものは格差が少なく、『近江の茶』にふさわしいものが出揃った」と審査報告し、荒茶品評会の受賞者と茶業功労者への表彰式が行われました。
また大会決議として信楽町農業後継者クラブ辻本一喜さんから①近江の茶の歴史と匠の技を将来につなぐ ②安全・安心な茶の生産・販売に努めコロナ禍を乗り切る ③GAPなど農業生産工程管理し安心・安全な緑茶づくりに努める ④将来を担う後継者が育つよう尽力し海外への販路開拓に向け情報発信する が提案され、全会一致で大会決議とされた。
上位受賞者は次の通り。※敬称略
【せん茶の部】▼1等 グリーンティ土山 佐伯 友樹(甲賀市土山町)、前野 善則(甲賀市土山町)、黒田 真明(甲賀市信楽町)、小川 伊之輔(甲賀市信楽町)、グリーンティ土山 佐伯 友優(甲賀市土山町)    【特別賞】▼農林水産大臣賞 グリーンティ土山 佐伯 友樹 ▼近畿農政局長賞 前野 善則 ▼滋賀県知事賞 黒田 真明 
【かぶせ茶の部】▼1等 前野 善則、中村 哲三(甲賀市土山町)、大谷 清一(甲賀市信楽町)   【特別賞】 ▼近畿農政局長賞 前野 善則 ▼滋賀県知事賞 中村 哲三
【茶業功労者表彰】 ▼滋賀県茶振興大会長表彰 奥村 茂夫(甲賀市水口町) 、仲上 和博(蒲生郡日野町)
2023.3.1
令和4年12月14日に、土山中学からの要請を受け、JAこうか小林センター長と共に土山中学校へお伺いしました。T土山のお茶の歴史や文化、産業の現状」についてお話をしていただきたい都のことでした。学校にお伺いして、校長先生とお話をさせていただき、やっと学習の目的を理解させていただきました。それは、3年生の修学旅行で沖縄を計画されていて、「民泊をした際に、地元土山のお茶について説明をしたいし、実際に美味しいお茶を入れて飲んでもらおう」と計画をしているとのことでした。お茶の産地でない沖縄で近江の茶『土山茶』を紹介しようと1年生のみんなで話し合ったということで、非常に素晴らしいことだお思います。1年生、2年生の2か年かけて学習を行い第1回目ということでした。
2023.3.1
令和4年10月14日、日野町立西大路小学校の3・4年生25人が、校外学習の一環でお茶の学習に滋賀県茶業会議所に来てくれました。日野町も北山茶として古くからお茶の栽培がされている地域で、おいしいお茶が生産されています。当日は、約45分ほど近江の茶の歴史や栽培されている地域の説明、その特徴や、お茶の持つ効能などについてパワーポイントによりお話をさせていただきました。そして、体験学習として『ほうじ茶の製造』をしていただきました。信楽焼の陶板を使い、煎茶を焙じるという作業で、仕上がりに合わせ、ほうじ茶の香ばしい香りが部屋いっぱいに漂い、初めての体験に子供たちは大きな声をあげていました。出来たほうじ茶は、班ごとに急須で淹れて飲んでいただきました。さすがに自分たちで作ったほうじ茶はおいしそうで、『普段飲むのと全然違う』『作るときは熱かったけど、むちゃくちゃ美味しい』などと感想を言ってくれ、素晴らしい学習会となりました。できたほうじ茶は各家庭に持って帰って、お家の方とお話をしながら、飲んでいただくこととしました。
2023.3.1
令和4年10月13日、土山町の大野小学校を訪れ、近江の茶のお話と美味しいお茶の淹れ方について、45分間の授業に参画させていただきました。土山町の平坦地の茶園、信楽町朝宮の山間傾斜地茶園、東近江市政所の昔ながらの丸園の茶園の映像や、収穫作業の違い、製造風景の映像などをまず見ていただき、対話方式の学習会とさせていただきました。時間の関係で、煎茶のみとなりましたが、おいしいお茶の淹れ方について、急須に茶葉を入れ、お湯を注いでの体験をしていただきました。茶葉の量、お湯の温度など説明しながらの学習会で、入れたお茶の試飲では皆、口々に『美味しい』『苦い』など率直な感想を述べていました。茶所の小学校でもあり、お家に帰って早速お父さんやお爺ちゃんに淹れてみると言ってくれていました。楽しい学習の時間となりました。
2023.3.1
令和4年度のお茶の出来栄えを競う「滋賀県茶業コンクール第47回荒茶品評会審査会」が8月2日、滋賀県甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開催しました。
 これは、(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターの主催で毎年開催されていて、本年で47回目を迎えました。
今年は関西茶業振興大会滋賀県大会が開催され、その出品茶の審査会が8月3日から5日にかけ行われることから、そのリハーサルの位置づけで開催されたところです。
甲賀市と日野町から煎茶99点、かぶせ茶47点が出品され、9人の審査員が外観、香気、水色、滋味について厳正に審査がされました。滋賀県では、以前から内質を重視する審査を行っていただいてきましたが、本年に限り関品のリハーサルということで外観からの審査となりました。その配点も200点満点のうち外観40点、香気65点、水色30点、滋味65点となっています。
昨年度に続き、新型コロナウイルス感染症対策を行っての審査会ということで、審査員、補助員とも大変な審査会となりました。審査員の感染対策として全般的なことはもとより、香気、水色、滋味について細かい注意事項を定め実施していただきました。中でも、滋味については審査員個々にトレイを配布し、スプーン、紙コップ、審査湯呑みをその上に乗せて使用し、審査員個々の口が審査茶碗の茶につかない対策を新たに考案し実施しました。
146点の審査でしたが、結構時間がかかり,擬賞会が開催できたのは午後4時を回っていて、関係者の皆様には終日にわたり大変お疲れさまでした。
褒章は、12月23日に開催予定の滋賀県茶振興大会において授与される予定となっています。
特別賞受賞者
  ア せん茶の部
農林水産大臣賞  グリンティ土山 佐伯友樹 土山
近畿農政局長賞  前野善則 土山
滋賀県知事賞   黒田真明 信楽
滋賀県議会議長賞 小川伊之輔 信楽
(社)日本茶業中央会長賞 グリーンティ土山 佐伯友優 土山
全国茶生産者団体連合会長賞 グリンティ土山 佐伯友樹 土山 
関西茶業協議会長賞  前野善則 土山 
滋賀県農業協同組合中央会長賞  黒田真明 信楽 
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 小川伊之輔 信楽

イ かぶせ茶の部
近畿農政局長賞  前野善則 土山
滋賀県知事賞   中村哲三 土山
(社)日本茶業中央会長賞  大谷清一 信楽
全国茶生産者団体連合会長賞  前野善則 土山
滋賀県農業協同組合中央会長賞  中村哲三 土山
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞  大谷清一 信楽
2022.10.11
7月13日、甲賀市水口町のJAこうか本所茶加工センターで滋賀県特産『近江の茶』の統一銘柄商品である『琵琶湖かぶせ』と『極煎茶比叡』の原料茶選定会議が開催されました。
 両茶は、『近江の茶』のPR用統一銘柄として琵琶湖かぶせは平成18年から、極煎茶比叡は平成25年から販売がスタート。琵琶湖かぶせは摘み取り前の新芽に覆いをして光を遮ることで渋みが少なく旨みが多いのが特長。極煎茶比叡は、高貴な香りと深みのある味わいが特長で、毎年両茶の特長に合った原料茶を比選定する選定会を行っており、今年は琵琶湖かぶせに3社から7点が極煎茶比叡に4社から7点が出品され、10人の審査員が外観や香気、水色、滋味について吟味し、琵琶湖かぶせには株式会社マルヨシ近江茶から出品された甲賀市土山町産のかぶせ茶が極煎茶比叡には丸安茶業株式会社から出品された甲賀市信楽町朝宮産の煎茶が選定されました。
 選定された両茶は、旨みを増すための熟成期間を設け、9月15日から県下の茶商さんの店舗で一斉に販売するとともに、東京日本橋の滋賀県のアンテナショップである『ここ滋賀』で発売イベントを開催する予定となっています。
2022.7.15
6月20日、草津市立草津小学校4年生の授業に参画させていただきました。
4年生は3クラスで、3クラス同時の進行から、滋賀県庁、甲賀市、全農滋賀、甲賀の県事務所の応援を得て、茶園の映像、パワーポイントなどにより45分間の授業を担当させていただきました。
パワーポイントでは、お茶が中国よりどの様に伝えられたのかなどの歴史について、お茶の種類について、全国のお茶の生産量について、滋賀県内の産地について、収穫・製茶加工・店頭にお茶が並ぶまで、お茶の効能についてお話をさせていただきました。また、映像では甲賀市土山町の茶園、そして甲賀市信楽町朝宮の茶園風景、収穫風景などを見ていただき、そして、煎茶、ほうじ茶、紅茶をカルトンに入れ、色や香りなど実物を見ていただきました。
45分間の大変短い時間でしたが地域の産業を知ろうと、子供たちは非常に熱心で、手を挙げて、はきはきと答えてくれました。
お茶には茶カテキンが豊富に含まれ、虫歯予防、インフルエンザ予防、新型コロナウイルス感染症にも効果があることが報告されていることなど伝え、毎日近江の茶を家族みんなで飲もうと提案し、授業を終わらせていただきました。
後日、草津小学校4年生の皆さんより、お礼のお手紙をいただきました。ありがとうございました。
コロナ感染症が収束すれば、ぜひ甲賀に来ていただき、茶摘みや、製茶体験をしていただければと思っています。
2022.7.6
新ブランドとして「土山一晩ほうじ」がクラウドファンディング「Makuake」に挑戦します
7/1
6月5日、滋賀県甲賀市の夢の森を会場に第72回全国植樹祭しが2022が開催されました。
「木を植えよう、琵琶湖も緑のしずくから」をスローガンに,滋賀県と国土緑化推進機構の主催で、森とびわこと環境への願いを込めて開催をされたもので、今回で72回となります。昭和50年に滋賀県栗東市金勝山で第28回から数えて44回目の開催となりました。新型コロナウイルス感染症がいまだ収束しない中、当初計画の5,000名から人数の制限を行い、約1,000名の林業関係者に全国から訪れていただきました。天皇、皇后陛下はオンラインで参加され、会場の大型モニターを通じ、「森林を守り育むことで美しく豊かな水が生まれる活動が、滋賀から全国に広がっていくことを願います。」とお言葉を述べられました。
 全国からの来訪者へおもてなしとして、滋賀県内の各種団体等PRブースを設置いたしました。滋賀県茶業会議所は地元JAこうかと共に近江の茶の美味しさをPRさせていただきました。
2022.7.1
八十八夜を迎える5月2日、地元の田村神社で茶関係者が集い、本年の茶の安寧願い神事が行われ、その後、全農滋賀県本部主催の「令和4年度 近江の茶 荒茶共同販売会」の初市が甲賀市土山町にあるJAこうか土山支所で開催されました。
 初取引には、土山町の生産者らが品種「やぶきた」を中心に煎茶29点・1,896キロ、かぶせ茶1点・32.4キロを出品。
今年は3月、4月の気温が順調に推移し、生育は良好となり、前年の初取引上場数量(点・505.4キロ)の約375%となった。入札には県内の茶商7業者が参加。荒茶の香りや水色、滋味等を吟味しながら入札が行われ、最高落札価格は前年の初取引に比べて400円高い1キロ16,500円でJAこうかが落札。好調なスタートとなりました。
2022.5.6
第74回関西茶振興大会滋賀県大会開催に向け、土山、朝宮で出品茶の手摘みが始まりました。土山地域は4月28日から、朝宮地域委は5月3日からで、天候に恵まれての好スタートとなりました。
昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大で密を避け手摘み作業はできませんでしたが、本年度は滋賀県が開催県となることから、対策を練りながら手摘み作業を行いました。土山、朝宮とも、100人前後の茶摘みさんの協力を得ての作業となりました。茶摘みを楽しみにされていた方が多く、新芽が息づく清々しい茶園に満面の笑みを浮かべて作業をしていただきました。
激励に、滋賀県茶業会議所の岩永会頭、三日月大造滋賀県知事、岩永裕貴甲賀市長、池村正JAこうか組合長、山川浩史JA全農滋賀副本部長、宇野良彦滋賀県農政水産部長をはじめ多くの方に駆けつけていただきました。三日月知事、岩永市長は茶摘みさんと一緒に茶摘みをされ、新芽の感触を楽しまれていました。摘みあがった茶葉は、すぐに茶工場に運ばれ、加工され。8月の審査会までJAの冷蔵庫で保管されることとなります。
2022.5.6
令和4年4月12日午後、甲賀市役所会議室で、第74回関西茶業振興大会滋賀県大会実行委員会が開催され、大会に向けた取り組みが始まりました。
当日は、実行委員長の滋賀県農政水産部宇野部長をはじめ委員全員が出席のもと第1回実行委員会が開催されました。
(第1号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会実行委員会設置規定
(第2号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会実行委員会事務局細則
(第3号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会実施体制
(第4号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会行事日程
(第5号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会収支予算
(第6号議案)第74回関西茶業振興大会滋賀県大会開催要項要領集
について、事務局から提案がされ、慎重審議の上全案件承認をされ、滋賀県大会開催に向け、スタートを切りました。
 実行委員会委員は次の通り
  滋賀県農政水産部部長  宇野良彦
  甲賀市産業経済部理事  八田 忠
  東近江市農林水産部部長 岡田眞男
  日野町農林課課長 吉村俊哲
  (一社)滋賀県茶業会議所副会頭 池村 正
  全農滋賀県本部副本部長 山川浩史
  グリーン近江農業協同組合組合長 岡本 守
  甲賀農業協同組合常務 北田松司
  土山町茶業協会協会長 吉村忠夫
  信楽町茶業協会協会長 井田龍平
事務局は次の通り
  滋賀県農政水産部みらいの農業振興課室長 笠井 剛
         々       室長補佐 野 雄大
         々       主任技師 山下紘輝
  (一社)滋賀県茶業会議所事務局長 和田龍夫
  滋賀県農業技術振興センター茶業指導所所長 志和将一
         々       主任専門員 忠谷浩司
  甲賀市農業振興課課長 山本 肇
      々   課長補佐 久保重徳
      々   主査 山口真吾
  全農滋賀県本部園芸農産課 福永俊也
  甲賀農業協同組合農産販売部部長 藤田利人  
2022.4.21
本年の滋賀県農業技術センター茶業指導所の萌芽日は4月8日でした。昨年より5日遅く、例年より2日遅れという状況です。
萌芽日の様子と今日(4月14日午前)の写真を掲載します。
2022.4.14
(一社)滋賀県茶業会議所理事会が、新型コロナウイルス感染症がいまだに収束をせず、拡大が続いている中ではありましたが、令和4年度は関西茶業振興大会滋賀県大会を開催することもあり、対面での理事会開催となりました。
  通常総会付議案件については
1号議案で、令和3年度の事業報告並びに収支決算について。
2号議案で、令和4年度の事業計画並びに収支予算について。
3号議案で、令和4年度の会費徴収について。
4号議案で、令和4年度歳計現金預託先承認について。
5号議案で、付帯決議について。
   それぞれ慎重に協議いただき全会一致で総会に付議することが決定されました。
   次に、第10回通常総会については、毎年4月中旬開催となりますが、1番茶直近での茶業関係者が一堂に会することのリスクを考慮し、本年度も書面での総会という決定がされました。
   また、令和元年度から副会頭が1名欠員となっておりましたが、丸安茶業株式会社前野安司社長が就任されることが承認され、副会頭2名体制が復活しました。
   その他報告事項として、第74回関西茶業振興大会滋賀県大会について、滋賀県庁農業経営課山下
  主任技師から報告がされ、4月12日に第1回実行委員会を甲賀市役所で開催することが報告され、品評会の審査会が、8月3日から5日にかけてJAこうか本所で開催、入札販売会が9月7日コラボしが21に、大会式典を11月5日にあいこうか市民ホールで開催するべく準備をしている旨の報告がされました。
   令和4年度の滋賀県茶業会議所の理事、監事は次の通りとなります。
   役職名 氏    名   所 属
    会頭  岩 永  峯 一
    副会頭  池 村  正     滋賀県茶生産団体連合会会長
    副会頭  前 野  安 司 滋賀県茶商組合
    理 事  笠 井  剛     滋賀県農政水産部みらいの農業振興課
    理 事  岩 永  裕 貴 甲賀市長
    理 事  富 田  博 明 滋賀県議会議員
    理 事  村 上  元 庸 滋賀県議会議員
    理 事  岡 本  守    JAグリーン近江組合長理事
    理 事  北 田  松 司 JAこうか常務理事
    理 事  山 川  浩 史 全農滋賀県本部県副本部長
    理 事  吉 村  忠 夫 土山町茶業協会会長
    理 事  井 田  龍 平 信楽町茶業協会会長
    理 事  藤 村 春 樹 土山町茶業協会副会長
    理 事  片 木  享 央 信楽町茶業協会副会長
    理 事  木 田  光 夫 日野町茶業協会会長
    理 事  堤  吉 男     滋賀県茶商組合理事長
    理 事  山 本  靖     滋賀県茶商組合副理事長
    理 事  川 崎  裕 子 滋賀県茶商組合専務理事
    理 事  吉 永  健 治 滋賀県茶商組合理事
    理 事  満 田  久 樹 滋賀県茶商組合理事
    監 事  青 木  孝 徳 滋賀県茶商組合理事
    監 事  中 村  隆 治 土山町茶業協会
 

2022.4.4
本年度も新型コロナウイルス感染症の拡大により、需要が低迷している近江の茶について、滋賀県において「近江の茶流通緊急対策事業」を創設していただきました。
約1200年前、伝教大師最澄が中国よりお茶の実を持ち帰り、日吉大社付近に蒔いたのが日本の茶の始まりとされ、その始まりの茶「近江の茶」を子供たちに知っていただき食育も兼ね、滋賀県内183校の小学校等へ配布させていただきました。(1回目 1月18日、 2回目 2月3日、 3回目 2月24日 ) せん茶、ほうじ茶のティーパックを滋賀県のキャラクターであるかわいいキャッフィーの袋に詰めております。併せて近江の茶のおはなし読本も同封させていただいていて、学校での地域の産業学習に活用願いたいと思っています。
 今回の事業には多くの方にご協力をいただきました。原料茶の提供をいただいた茶商の方、また、多忙の中ティーバック加工をいただいた茶商の方、また各学校への配送を担っていただいた福祉作業所の方々短期間での事業実施ということで大変なご苦労をおかけしました。
 あらためて感謝申し上げます。今回の事業を通じ、近江の茶の地産地消がさらに進むことを期待しています。

配布させていただいた県内の学校(183校)
葛川小学校 伊香立小学校 仰木小学校 雄琴小学校 坂本小学校 志賀小学校 藤尾小学校 中央小学校 平野小学校 晴嵐小学校 石山小学校 大石小学校 田上小学校 唐崎小学校
比叡平小学校 南郷小学校 瀬田東小学校 日吉台小学校 瀬田北小学校 真野北小学校 仰木の里小学校 青山小学校 仰木の里東小学校 小野小学校 老上小学校 山田小学校
志津南小学校 南笠東小学校 渋川小学校 金勝小学校 葉山小学校 治田小学校 大宝小学校 治田西小学校 大宝西小学校 大宝東小学校 伴谷小学校 柏木小学校 水口小学校
貴生川小学校 綾野小学校 伴谷東小学校 大野小学校 土山小学校 大原小学校 油日小学校 佐山小学校 甲南第一小学校 甲南第二小学校 甲南第三小学校 甲南中部小学校
希望ケ丘小学校 雲井小学校 小原小学校 朝宮小学校 多羅尾小学校 信楽小学校 石部小学校 石部南小学校 三雲小学校 岩根小学校 水戸小学校 菩提寺小学校 三雲東小学校
菩提寺北小学校 八日市南小学校 八日市北小学校 布引小学校 市原小学校 湖東第二小学校 湖東第三小学校 蒲生東小学校 蒲生西小学校 蒲生北小学校 能登川東小学校
能登川西小学校 能登川南小学校 能登川北小学校 日野小学校 西大路小学校 南比都小学校 必佐小学校 竜王小学校 竜王西小学校 城東小学校 城西小学校 城南小学校     佐和山小学校 旭森小学校 金城小学校 鳥居本小学校 河瀬小学校 高宮小学校 城陽小学校 稲枝西小学校 稲枝北小学校 平田小学校 若葉小学校 長浜小学校 長浜北小学校
神照小学校 南郷里小学校 長浜南小学校 湯田小学校 田根小学校 浅井小学校 びわ北小学校 小谷小学校 速水小学校 朝日小学校 富永小学校 高月小学校 古保利小学校
七郷小学校 高時小学校 塩津小学校 永原小学校 八幡小学校 島小学校 沖島小学校 金田小学校 桐原小学校 馬淵小学校 北里小学校 武佐小学校 桐原東小学校 安土小学校
老蘇小学校 守山小学校 小津小学校 玉津小学校 河西小学校 速野小学校 中洲小学校 吉身小学校 物部小学校 中主小学校 篠原小学校 祇王小学校 三上小学校 北野小学校
マキノ西小学校 マキノ南小学校 今津東小学校 今津北小学校 安曇小学校 本庄小学校 新旭南小学校 新旭北小学校 柏原小学校 大原小学校 伊吹小学校 春照小学校 河南小学校
米原小学校 坂田小学校 秦荘東小学校 秦荘西小学校 愛知川小学校 愛知川東小学校 豊郷小学校 日栄小学校 甲良西小学校 多賀小学校 大滝小学校 滋賀大附属小学校
近江兄弟社小学校 余呉小中学校 虎姫学園 滋賀大附属特別支援学校 盲学校 鳥居本養護学校 草津養護学校 守山養護学校 聾話学校 野洲養護学校 三雲養護学校 新旭養護学校
八日市養護学校 甲良養護学校 ラチーノ学院 コレージオブラジル学校 滋賀朝鮮初級学校
2022.2.16
1月16日の午後、滋賀県大津市瀬田にある滋賀県びわこ文化公園で「もっと知ろうお茶の魅力」と題してお煎茶を楽しむ講座が開設されました。
びわこ文化公園は約43ヘクタールの豊かな自然に囲まれた憩いの場で、園内には美術館、図書館、埋蔵文化センター、広場、ビオトープなど(文化、芸術、自然)に親しめるスペースがいっぱいで、緑と花のあふれる公園で、多くの人の憩いの場となっています。
 多くの人が訪れるこの場所の公園管理事務所の会議室を使って「もっと知ろうお茶の魅力」と題してお煎茶を楽しむ講座が開設をされました。1月になってからも新型コロナの感染が拡大をしてきていることから、定員を12名に絞っての開催で、滋賀県茶業会議所へ講師の派遣要望を受け出席をしてきました。
 今回は、90分の時間があったことから、まず近江の茶を知ってもらうために、ビデオで県内の茶の産地や、茶の収穫・製茶風景、荒茶販売会、試飲などを映像を通して見ていただき、基礎的な知識を持ってもらった後、個々に急須でお茶を入れていただき、茶葉の種類や、お湯の温度によって、味、香りがどのように変化するのかを知っていただきました。特に、今回使った茶葉は、滋賀県を代表する「極煎茶比叡」と「琵琶湖かぶせ」であったことから、普段自宅で飲んでおられる茶と格段の差があったようです。
 そのあと、お茶を飲み、甘いものを嗜み乍ら、パワーポイントでのお話を聞いていただきました。おいしいお茶の淹れ方と健康に良い(茶カテキンをたっぷりとる)お茶の淹れ方を指南させていただき、真剣に聞き入っていただきました。90分の短い時間でしたが、有意義な時間であったと思います。
2022.2.4
令和4年1月28日、滋賀県甲賀合同庁舎4F大会議室において、コロナ後の近江の茶輸出に向け振興計画策定に係る検討研修会が開催されました。当日は、近畿農政局輸出促進課宮路課長、農政局滋賀拠点宮本支局長、滋賀県庁食のブランド推進課笠井課長、農業経営課住谷課長補佐はじめ、JA、全農、茶商、茶業協会など26名が出席して開催されました。
近畿農政局宮路課長からは、コロナ禍である日本の農林水産物の輸出額が1兆円を超え、政府の農林水産業・地域の活力創造本部において、「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」が決定され、農林水産物・食品の輸出額を、2025年までに2兆円、2030年までに5兆円とする目標が示されたことの説明や、特に日本茶について、海外での日本食ブームを受け、令和2年度の緑茶の輸出額は162億円と過去最高となり、米国向け、EU向けの輸出額は最近5年間でいずれも増加傾向で推移してきていることなどの説明を受けました。
 また、滋賀県食のブランド推進課笠井課長からは、県によるプロモーションの実施状況、輸出の実績、特に米国ミシガン州は滋賀県と姉妹提携にあることから積極的に対応をしていきたい旨の説明をいただきました。
 滋賀県茶業会議所では、他県茶産地がこの振興計画をすでに樹立されていることや、コロナ後を見据え、農水省でも多くの支援策が検討されていることに鑑み、そしてこの計画により、滋賀県内茶関係者が輸出に関し恩恵を受けられるような計画を滋賀県のご指導により樹立していきたいと考えています。
2022.2.4
12月15日、農業技術振興センター茶業指導所において、(一社)滋賀県茶業会議所が主催して有機栽培茶求評会(以下「求評会」)を開催しました。
近年、海外輸出を含む有機栽培茶の需要が拡大する中、甲賀市内では、18戸の茶農家が有機栽培茶の生産を志向されています。当求評会は、栽培農家が持ち寄った一番茶サンプルをお互いに評価しあうことで、有機栽培茶の品質向上とともに販売戦略の立案等を目指して開催されているものです。
当日は15名の農家をはじめ、28名の関係者の出席がありました。甲賀地域農業農村振興事務所から近赤外線分析の結果概要を説明していただいた後、㈱キューサイ分析研究所の肥田氏から、「味分析の概要と活用について」と題して、講演をしていただきました。講演では、今回実施した味分析の結果の見方や香り分析との組合せによる産地の特色把握の可能性について解説があり、今後の販売戦略の検討などブランド化にも分析結果が活用できるとの興味深いお話をいただきました。参加者から「朝宮の茶は秋に熟成して良くなるといわれているが、そういった分析もできるのか?」等、熱心に質問が出され、その後行われた求評会で、さっそく分析結果を活用して味を比較する場面が見られるなど、非常に有意義な求評会となりました。
2022.2.4
令和3年度滋賀県茶振興大会が12月23日、甲賀市水口町にあるあいこうか市民ホールで開かれ、茶関係者など約100人が出席し、開催されました。
これは、一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが、近江の茶の生産振興や品質向上、消費拡大を目的に毎年開催しているもので、本年度も昨年に引き続き、新型コロナ感染防止のため、広いスペースを確保するため、800人収容可能な市民ホールで焼く100人が出席しての開催となりました。特に本年度は、当初9月に予定をしていた茶審査会がコロナの関係で開催ができず、11月に伸びたことから、年末押し迫った時期の滋賀県茶振興大会の開催となりました。
 大会では、はじめに滋賀県茶生産団体連合会長の池本正副大会長が開会宣言を行った後、滋賀県茶業会議所会頭の岩永峯一会頭が大会長として挨拶。その後、滋賀県農業技術振興センター 滋賀県茶業指導所の西野英治所長が、滋賀県茶業コンクール第46回荒茶品評会の結果について審査報告がされ、荒茶品評会の受賞者と茶業功労者への表彰式が行われました。
また大会決議として、来年度は滋賀県が関西茶振興大会の開催県となることから、実り多きものとなるよう決議されました。
 
【せん茶の部】
▼1等 曽和治彦(甲賀市信楽町)、小山嘉孝(信楽町)、山本重和(信楽町)立岡啓(土山町)、辻本浩二(信楽町)
【特別賞】▼農林水産大臣賞 曽和治彦 ▼近畿農政局長賞 小山嘉孝 ▼滋賀県知事賞 山本重和 ▼日本茶業中央会長賞 辻本浩二 ▼全国茶生産者連合会長賞 曽和治彦 ▼関西茶業会議長賞 小山嘉孝 ▼滋賀県議会議長賞 立岡啓   ▼滋賀県農業協同組合中央会長賞 山本重和 ▼全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 立岡啓

【かぶせ茶の部】
▼1等 大谷敬生(甲賀市信楽町)、安井健人(甲賀市土山町)、立岡啓(土山町)
【特別賞】▼近畿農政局長賞 大谷敬生 ▼滋賀県知事賞 安井健人 ▼日本茶業中央会長賞 立岡啓 ▼全国茶生産者連合会長賞 大谷敬生 ▼滋賀県農業協同組合中央会長賞 立岡啓 ▼全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 安井健人

【茶業功労者表彰】▼滋賀県茶振興大会長表彰 辻本治央(甲賀市信楽町)
2022.2.4
11月16日(火)草津市の常盤まちづくりセンターで第3回生きがい講座として『お煎茶の楽しみ方教室』が開催され、出席させていただきました。地域のお年寄り14名の参加で、楽しいひと時を共に過ごさせていただきました。お茶を飲む前に、近江の茶のことについて45分程度お話しをさせていただきました。伝教大師最澄が中国天台よりお茶も実を持ち帰り、日吉大社周辺に播いたのが日本のお茶の始まりであることや、西暦812年には当時の嵯峨天皇が訪れ、梵釈寺住職永忠が炒れたお茶を天皇が飲んだという記述が、日本後記という書物に記載されていることなど、滋賀県が日本最古の茶処であるお話をさせていただきました。健康に留意をされている方ばかりでしたので、茶カテキンの効能についても時間を割いてお話をさせていただきました。そして、いよいよ、お茶の淹れ方体験問ことで、滋賀県を代表する煎茶『極煎茶比叡』を使って、お湯の温度でお茶の味がどのように変わるのかなど体験いただき、それぞれ思いを持って帰っていただきました。ぜひ、近江の茶をこれからもご愛顧いただきたいと思います。
2021.11.18
令和3年度のお茶の出来栄えを競う「滋賀県茶業コンクール第46回荒茶品評会審査会」を11月5日、滋賀県甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開催しました。
 これは、(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターの主催で毎年開催されていて、本年で46回目を迎えました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、当初予定の9月1日から大幅に遅れての開催となりました。
今年は甲賀市と日野町から煎茶89点、かぶせ茶60点が出品され、10人の審査員が香気、滋味、水色、外観について厳正に審査がされました。滋賀県では、以前から内質を重視する審査を行っていただいて、その配点も200点満点のうち香気65点、滋味65点、水色30点、外観40点となっています。
昨年度に続き、新型コロナウイルス感染症対策を行っての審査会ということで、審査員、補助員とも大変な審査会となりました。審査員の感染対策として全般的なことはもとより、香気、水色、滋味について細かい注意事項を定め実施していただきました。中でも、滋味については審査員個々にトレイを配布し、スプーン、紙コップ、審査湯呑みをその上に乗せて使用し、審査員個々の口が審査茶碗の茶につかない対策を新たに考案し実施しました。
149点の審査でしたが、結構時間がかかり,擬賞会が開催できたのは午後4時を回っていて、関係者の皆様には終日にわたり大変お疲れさまでした。
せん茶、かぶせ茶とも1等には次の特別賞が授与される予定です。
特別賞受賞者
  ア せん茶の部
農林水産大臣賞 曽和治彦 信楽
近畿農政局長賞 小山嘉孝 信楽
滋賀県知事賞 山本重和 信楽
滋賀県議会議長賞 立岡 啓 土山
(社)日本茶業中央会長賞 辻本浩二 信楽
全国茶生産者団体連合会長賞 曽和治彦 信楽
関西茶業協議会長賞 小山嘉孝 信楽
滋賀県農業協同組合中央会長賞 山本重和 信楽
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 立岡 啓 土山

イ かぶせ茶の部
近畿農政局長賞 大谷敬生  信楽
滋賀県知事賞 安井健人 土山
(社)日本茶業中央会長賞 立岡 啓 土山
全国茶生産者団体連合会長賞  大谷敬生  信楽
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 安井健人  土山
滋賀県農業協同組合中央会長賞 立岡 啓 土山
2021.11.18
令和3年度滋賀県茶振興大会について、当初11月10日で計画をされていましたが、新型コロナウイルル感染症の拡大により荒茶品評会審査会が11月5日に延期されたことに伴い、12月23日(木)に改めて開催することが決定されました。
振興大会開催会場は 甲賀市市民ホールにおいて
日時は  12月23日(木)午後1時30分から
会場準備は12月23日(木)午前9時00分から 甲賀市民ホールで行いますので、関係者の方は参集いただきますようお願いします。
2021.10.8
令和3年度第46回滋賀県荒茶品評会審査会について、当初9月の1日で計画をされていましたが、新型コロナウイルル感染症の拡大により延期がされていました。このたび、緊急事態宣言が解除となったことから、11月5日に開催することが決定されました。
審査会場は 甲賀農業協同組合本所 3F会議室において
日時は  11月5日(金)午前9時から
前日準備は11月4日(木)午前9時から 甲賀農協本所3F会議室で行いますので、関係者の方は参集いただきますようお願いします。
2021.10.8
9月15日、滋賀県特産の「近江の茶」の統一銘柄商品である「琵琶湖かぶせ」と「極煎茶 比叡」が近鉄百貨店草津店の特設会場で発売解禁となりました。
両茶は、近江の茶の統一銘柄として琵琶湖かぶせは2006年から、極煎茶比叡は2013年から販売がスタート。琵琶湖かぶせは、摘み取り前の新芽に覆いをして光を遮ることで渋みが少なく旨みが多いのが特長で、極煎茶比叡は、高貴な香りと深みのある味わいが特長。毎年7月には両茶の特長に合った原料茶を選定する審査会を行っており、今年は琵琶湖かぶせと極煎茶比叡の候補としてそれぞれ8点が出品。審査員によって外観や香気、水色、滋味が吟味され、原料茶の選定をしました。
 選定された両茶は、その後旨みを増すための熟成期間を設け、9月15日をもって、県内の各お茶屋さんで一斉に販売を開始しました。
ぜひ、お店の方においでいただきたいと思います。

2021.9.16
7月19日、JAこうか茶加工センターで滋賀県特産『近江の茶』の統一銘柄商品である『琵琶湖かぶせ』と『極煎茶 比叡(きわみせんちゃ ひえい)』の令和3年度原料茶選定審査会を開催しました。
 両茶は、『近江の茶』の統一銘柄として琵琶湖かぶせは2006年から、極煎茶比叡は2013年から販売をスタート。琵琶湖かぶせは、摘み取り前の新芽に覆いをして光を遮ることで渋みが少なく旨みが多いのが特長で、極煎茶比叡は、高貴な香りと深みのある味わいが特長。毎年両茶の特長に合った原料茶を選定する審査会を行っています。今年は琵琶湖かぶせに3社から8点、極煎茶比叡に4社から8点が出品されました。12人の審査員が外観や香気、水色、滋味について吟味し、琵琶湖かぶせには丸安茶業株式会社から出品された甲賀市土山町産のかぶせ茶、極煎茶比叡には近江製茶株式会社から出品された甲賀市信楽町朝宮産の煎茶が選定された。
 選定された両茶は、旨みを増すための熟成期間を設け、9月15日から県下の茶商の店舗で一斉に販売する予定となっています。
2021.7.27
本年の初市も昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策をしながらの、新しく建設されたJA土山支所会議室を借用しての開催となりました。
  本年度も関係者で荒茶共同販売会の開催方法について協議がされ、緊急事態宣言が出されていないものの、感染者が増加傾向にあることから、昨年度に引き続いて細心の準備と注意を払っての開催となりました。体温測定、マスク着用、見本茶の間隔を広げながら、マイカップ、マイ網杓、マイスプーンを使用しての入札販売会となり、関係者から感染者を絶対に出さないことを第一に運営がされました。
  初市の神事についても、関係者を絞って、地元土山の田村神社において、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、お茶の取引の活発化を願って執り行われました。
今年は4月上旬の気温が低く生育が抑えられましたが、中旬以降天候も持ち直し、前年の初取よりも出品点数、数量とも増加しての初市となりました。せん茶11点(599.5kg)かぶせ茶1点(169.5kg)と昨年度と比し数量で約20倍と好調なスタートとなりました。入札には県内の茶商7業者が参加し、荒茶サンプルの香りや水色、滋味を吟味しながら落札希望価格を申込書に記入し、「どれも特徴のある上々な品質な茶が並んでいる」と話されていました。
最高落札価格は1キロ16,100円でJAこうかが落札しました。平均落札価格は4,569円でした。
2021.5.7
4月22日、甲賀市水口町虫生野の茶園で、滋賀県内で今年初となる新茶の収穫が行われました。例年は、多くの関係者で手摘みがされるのですが、昨年に引き続き新型コロナウイルス予防のため可搬式摘採機を使用しての収穫作業となりました。3月の気温が高く、雨も十分にあったことから、4月上旬の冷え込みも克服し、例年より1週間早い収穫作業となりました。15アールの茶園から新芽が240キロ収穫され、その日の内に加工・調整し、5月1日の八十八夜に合わせて開催される全農滋賀県本部「近江の茶入札販売会」に出される予定となっています。
2021.4.23
草津市立渋川小学校では近江の茶の学習に取り組まれています。滋賀県茶業会議所では、昨年11月渋川小学校を訪れ、6年生の地域学習の授業を1時間担当させていただきました。近江の茶の歴史や産地、お茶の種類などの学習に取り組んでいただきました。その後、茶産地の小学校甲賀市の朝宮小学校、土山小学校、日野町の西大路小学校と渋川小学校の4校でリモートによる学習会を開催されてきました。その成果として、それぞれの産地の茶を使った『近江の茶ようかん』を製作されました。3月6日(土)近鉄百貨店でのイベント「近江のたから わくわく体験」に特別展示されたところ、非常に好評であったことから、3月21日(日)近鉄百貨店草津店等において1日限りの数量限定販売が決まりました。
2021.3.19
3月6日、7日近鉄百貨店草津店において、滋賀県文化財保護課主催による「近江の宝 わくわく体験」が開催されました。
  これは、文化財保護課が滋賀県ならではの宝物である「歴史文化」や「くらしの文化」を見て、触って楽しめる展示と、体験を組み合わせたイベントで、滋賀県の豊かな歴史、文化的魅力をぎゅっと濃縮した、ちょっと変わった「ミニ文化財博物館」となりました。
  主な展示内容は、聖武天皇の『紫香楽の宮』など当時の建造物の屋根材(檜皮、杮)の模型の展示、琵琶湖の湖底に眠る湖底遺跡から出土した貝塚の貝や3Dプリンターで作った飛鳥時代の瓦など、普段あまり見ることのできないものばかり展示されていて、多くの方が来場されました。
  近江の茶について、滋賀県茶業会議所が体験イベントに参加協力をさせていただきました。今から1200年前の西暦805年、遣唐使として唐(中国)に渡っていた伝教大師最澄が茶の実を持ち帰り、比叡山の麓にある日吉大社の周辺に播いたのが近江の茶の始まりとされ、ともに滋賀県の歴史を語る物語であることから参加協力をさせていただきました。
  土曜日には近江の茶がもっと好きになるミニ講座を開設し、歴史や、お茶の特徴、茶カテキンの効能、美味しいお茶の淹れ方など体験をしていただきました。また、茶の木と茶の実も展示し、その感触にも触れていただきました。また、近鉄百貨店の近くにある渋川小学校では、昨年度より近江の茶について学ぶ取り組みがされています。本年度滋賀県内の茶産地である甲賀市の朝宮茶、土山茶、日野の北山茶、東近江の政所茶について、それぞれの小学校とリモートによる交流学習会がもたれ、今回、この4産地の茶を使った羊羹を6年生3クラスの児童が製作したことから、特別に展示をしていただきました。
2021.3.11
2月4日午後、甲賀農業協同組合本所会議室において、オーガニック茶生産技術研修会が開催されました。
これは、「近江の茶」オーガニックブランド産地育成事業として、滋賀県、甲賀市の補助を受け、滋賀県茶業会議所で実施をしているもので、本年度で3年目となります。
有機栽培への取り組みと海外への市場開拓を促進し、リーフ茶の需要拡大と「近江の茶」ブランド力の向上図ることを目的としています。
  本年度は土山5農家、朝宮12農家の17農家でオーガニック茶生産実証圃を設置して頂きました。
研修会では、現場の指導をして頂いた甲賀農業農村振興事務所農産普及課の竹若主幹から「オーガニック茶生産の概要について報告をしていただきました。
まず、甲賀地域での取り組み面積は、年々増え、10.5haとなり令和3年度は11.4haが見込まれています。病害虫の発生は少なかったものの7月の長雨で炭疽病、もち病が発生したとの報告もあり、また、虫害では一部、カンザワハダニ、コカクモンハマキが発生したことから、天敵の使用時期も検討したいとの農家の声も上がっていました。
オーガニック茶の品質評価として、本年度も荒茶成分分析を実施。全窒素、遊離アミノ酸、テアニン、繊維について分析を行った結果、昨年同様、実証区のほうが品質に影響が大きい全窒素、遊離アミノ酸、手アニンの値が低く、摘採時期が推定できる繊維の値が高いという結果となりました。課題として、茶工場の都合でどうしても摘採が後半になり、それが総繊維の値が高くなることに繋がっているようで、それが品質の低下となって現れている。今後、空工場等を確保するなど検討が必要となっています。また本年度は、初めて味覚分析を株式会社キューサイ分析研究所の協力を得て実施しました。先味として、酸味、苦味雑味、渋味刺激、旨味、塩味。後味として、旨味コク、苦味、渋味について実証区と慣行区の比較を行いました。数値的にはあまり差が見られず、分析に携わっていただいたキューサイの担当の方を交えた研修会を考えたいと思っています
2021.2.19
10月に入って、甲賀市の小原小学校、大津市の伊香立小学校、平野小学校、湖南市の三雲小学校、甲賀市の土山小学校、大野小学校、草津市の草津小学校、東近江市の湖東第二小学校、甲賀市の柏木小学校、大津市の瀬田東小学校、八日市北小学校、甲南中部小学校、南郷小学校を訪問させていただき近江の茶の歴史、栽培されている所、生産量、お茶の種類、お茶ができるまで、お茶の効能、美味しいお茶の入れ方など映像や画像を交えながらお話をさせていただきました。どの小学校の子供たちも、非常に興味を持って熱心に聴いていただきました。今年はコロナの関係で、お茶を自分で美味しく入れてみる体験などできないことが非常に残念ですが、次の機会に回し、今回は、『煎茶』『かぶせ茶』『ほうじ茶』の3種類のお茶をお飲んでみて体感をして欲しいと思っています。当日は、茶園からとってきたちゃの枝、そして、ほうじ茶、煎茶、紅茶の3種類のお茶、これら実物、初めて見る子も多く、触ったり、匂いを嗅いだりとそれぞれ新しい体験をしていただいたと思っています。健康に良い近江の茶のファンに育ってほしいと思っています。準備を頂いた校長先生、担任の先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。
近江八幡市立沖島小学校、長浜市立浅井小学校からもお礼のお手紙をいただきましたので掲載させていただきます。
2021.1.7
11月26日、草津市立渋川小学校へ寄せていただきました。今日は6年生を対象に、近江の茶についてのお話、茶の生産地のビデオ、ほうじ茶づくりの体験、作ったほうじ茶の試飲、かぶせ茶との飲み比べなど1クラス1時間の授業で3クラスで学習を深めていただきました。お茶についての学習は初めてとのことで、説明にも念が入りました。特にほうじ茶の体験では、5,6人が1テーブルで、信楽焼きの陶板で茶を炒る作業を体験していただきました。緑色の茶が炒ることによって色が変わり、香りが変化することに興味を持ちながら体験をしていただきました。お茶を炒った際の香りと煙が4階建ての校舎の各教室にまで届き、大変なことになりましたが、全校生徒にほうじ茶の香りを味わっていただけたと思っています。担当いただいた中村先生によると、今後お茶についての学習をさらに進めることや、茶園からリモートで中継しコロナの中でもできる学習をしていきたいとのお話をしていただきました。当日、校長先生をはじめ担任,担当いただいた先生方にお礼を申し上げます。
2020.11.27
10月20日にお伺いした草津小学校4年生の皆さんからお礼のお手紙をいただきました。学校でお話をさせていただいたこと、家に帰ってからしっかりとお家の方にお話をされていることに関心をいたしました。また、3種類の滋賀県を代表するお茶について、しっかり批評をいただいたことにお礼を申し上げます。これからも、近江の茶のファンになっていただきたいと思います。
2020.11.20
11月14日(土)大津市にあるびわこ文化公園で『お煎茶の楽しみ方教室』が開催され、お話しに寄せていただきました。コロナ感染対策として、密にならないよう人数を制限しての開催で、時間も含め、余裕をもっての開催でした。当日、13名の参加者を迎え、滋賀県のお茶の産地や収穫風景などのについて、ビデオで説明。また、伝教大師最澄が中国天台懸よりお茶の実を持ち帰って比叡山麓の日吉大社周辺に播いたことや、その史実。茶カテキンの効果などについてまず知っていただき、本題の美味しいお茶の淹れ方について学んでいただきました。特にお湯の温度と、茶葉の量が大事なことなど、お湯の温度を変えて体験いただきました。
紅葉の進む文化公園。美味しいお茶にひと時を楽しんでいただきました。
2020.11.20
令和2年度滋賀県茶振興大会が11月10日、甲賀市水口町のあいこうか市民ホールで生産者や行政、関係者など約90人が出席し開催されました。
一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが主催し、近江の茶の生産振興や品質向上、消費拡大を目的に毎年開催しているもので、今年は新型コロナ感染防止のため、人数を減らし、間隔を取り、アルコール消毒を徹底して開催しました。
 大会では、はじめに、前野安司副大会長が開会宣言を行った後、岩永峯一大会長が挨拶。その後、滋賀県農業技術振興センター 滋賀県茶業指導所の西野英治所長が、滋賀県茶業コンクール第45回荒茶品評会の結果について「一番茶期は新型コロナの感染が多方面に影響を及ぼした中での摘採・製造だったが、品評会の出品茶については近江の茶にふさわしい品質のものが出揃った」と審査報告し、荒茶品評会の受賞者と茶業功労者への表彰式を行った。また大会決議として、①歴史と匠の技を将来につなぐ ②安全・安心な茶の生産・販売に努めコロナ過を乗り切る ③関係者が一丸となって首都圏や海外へ近江の茶の素晴らしさを発信する が決議された。
記念講演は『新型コロナウイルス影響下での日本茶輸出の状況とジェトロによる支援策について』と題して、ジェトロ大阪本部 農林水産・食品輸出アドバイザーの稲上芳郎氏の講演をいただきました。
上位受賞者は次の通り。※敬称略
【せん茶の部】▼1等 洞重則(甲賀市信楽町)、曽和治彦(信楽町)、北田高滋(信楽町)、小山嘉孝(信楽町)、北田一夫(信楽町)【特別賞】▼農林水産大臣賞 洞重則 ▼近畿農政局長賞 曽和治彦 ▼滋賀県知事賞 北田高滋
【かぶせ茶の部】▼1等 小山嘉孝(甲賀市信楽町)、武田達生(信楽町)、松下久紀(甲賀市土山町)【特別賞】▼近畿農政局長賞 小山嘉孝 ▼滋賀県知事賞 武田達生
【茶業功労者表彰】▼滋賀県茶振興大会長表彰 冨永良晴(大津市膳所)、▼関西茶業協議会表彰 片木明(信楽町)
2020.11.12
茶の出来栄えを競う「滋賀県茶業コンクール第45回荒茶品評会審査会」を9月3日、滋賀県甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開催しました。
 これは、(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターの主催で毎年開催されていて、本年で45回目を迎えました。
今年は甲賀市と蒲生郡日野町から煎茶106点、かぶせ茶57点が出品され、9人の審査員が香気、滋味、水色、外観について厳正に審査がされました。滋賀県では、以前から内質を重視する審査を行っていただいて、その配点も200点満点のうち香気65点、滋味65点、水色30点、外観40点となっています。
新型コロナウイルス感染症対策を行っての審査会ということで、審査員、補助員とも大変な審査会となりました。特に今回は、蜜を防ぐことと、アルコール消毒を徹底することとし、審査会場もせん茶とかぶせ茶を分けて行うなど徹底したものとなりました。そして、審査員の感染対策として全般的なことはもとより、香気、水色、滋味について細かい注意事項を定め実施していただきました。中でも、滋味については審査員個々にトレイを配布し、スプーン、紙コップ、審査湯呑みをその上に乗せて使用し、審査員個々の口が審査茶碗の茶につかない対策を新たに考案し実施しました。
163点の審査でしたが、結構時間がかかり,擬賞会が開催できたのは午後4時を回っていて、関係者の皆様には終日にわたり大変お疲れさまでした。
せん茶、かぶせ茶とも1等には次の特別賞が授与される予定です。
特別賞受賞者
  ア せん茶の部
農林水産大臣賞 洞 重則 信楽
近畿農政局長賞 曽和 治彦 信楽
滋賀県知事賞 北田 高滋 信楽
(社)日本茶業中央会長賞 小山 嘉孝 信楽
全国茶生産者団体連合会長賞 北田 一夫 信楽
関西茶業協議会長賞 洞 重則 信楽
滋賀県議会議長賞 曽和 治彦 信楽
滋賀県農業協同組合中央会長賞 北田 高滋 信楽
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 小山 嘉孝 信楽

イ かぶせ茶の部
近畿農政局長賞 小山 嘉孝 信楽
滋賀県知事賞 武田 達生 信楽
(社)日本茶業中央会長賞 松下 久紀 土山
全国茶生産者団体連合会長賞 小山 嘉孝 信楽
滋賀県農業協同組合中央会長賞 武田 達生 信楽
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 松下 久紀 土山
2020.10.14
滋賀県茶業会議所では、新型コロナウイルス感染症が拡大により、茶の売り上げの減少や在庫の滞留によって、生産農家や茶商への影響が非常に多きことから、農水省の茶の販売促進を緊急的に支援する「茶販売促進緊急対策事業」に認定を受け取り組んでいます。
滋賀県で生産される近江の茶『煎茶、かぶせ茶、ほうじ茶』の最高の物をティーバックに詰め県内の小学校児童に茶と、冊子を提供しながら学習機会を創出しています。なかなか新型コロナウイルス感染症が収まらず、いまだに拡大をしている中、各小学校とも、授業のカリキュラムに苦労をされているところや、外部からの人の流入に神経をとがらせている学校もあり、学校ごとにご意見をお聞きしながら最良の方法で子供たちが近江の茶に興味を持ってもらえるような取り組みをしています。
滋賀県内では50年ぐらい前は多くの地域で茶が栽培されていましたが、今は、大きな産地は甲賀市のみとなっています。こうしたことから、地域外の子供たちは滋賀県でお茶が栽培されていることもほとんど知らない状況であり、地域の産業を知ってもらう非常に良い機会となったと思っています。
本当なら、実際に急須でお茶を淹れて見て、お茶の香りや、味、水色の違いを体感してもらうのが一番効果があると思っていましたが、密になることを避け、今回は残念ながら次回にさせていただくこととしました。今までに5校訪問させていただき、その反応に、この事業を実施させていただいてよかったと思いました。特に普段お茶に接する機会のない小学校の児童にとっては、説明をした何でもないことに興味を持ってくれ、その新鮮さに授業に参画させていただいたスタッフ全員が感動を覚えさせていただきました。
今後、残る小学校への訪問でも、しっかりとお話をさせていただきたいと思います。
確定中の訪問する小学校は次のとおりです。
10月2日 甲賀市 小原小学校 10:40〜
10月5日 大津市 伊香立小学校 14:00〜
10月6日 大津市 平野小学校 9:35〜
10月13日 湖南市 三雲小学校 10:40〜
10月14日 甲賀市 土山小学校 11:20〜
10月15日 土山市 大野小学校 9:35〜
10月20日 草津市 草津小学校 9:35〜
10月20日 東近江市 湖東第二小学校 14:00〜
10月21日 甲賀市 柏木小学校 13:40〜
10月27日 大津市 瀬田東小学校 9:35〜
10月29日 東近江市 市原小学校 13:55〜
11月4日 東近江市 八日市北小学校 11:45〜
11月5日 甲賀市 甲南中部小学校 14:50〜
11月12日 大津市 南郷小学校 9:35〜
11月中 草津市 渋川小学校
1月12日 甲賀市 大原小学校 13:40〜
1月14日 大津市 晴嵐小学校 10:35〜
1月19日 甲賀市 貴生川小学校 10:40〜
1月19日 甲賀市 伴谷東小学校 10:40〜
2月5日 甲賀市 雲井小学校 13:40〜
2020.10.14
今日は令和2年4月21日。新型コロナウイルス猛威が続いていますが、春の光をいっぱい浴び、近江の茶の新芽も順調に育っています。今年の萌芽日は滋賀県茶業指導所で4月2日でした。前年より11日、前5カ年平均より5日早い状況です。新茶の収穫が待ちこがれるところです。
さて、健康には緑茶。毎日お茶を飲み、新型コロナに負けないよう頑張りましょう。
2020.4.21
滋賀県茶業会議所は4月6日、『近江の茶 まるごと食べまっ茶』の原料茶を、甲賀市内の小学校児童のうがい用として甲賀市教育委員に贈呈しました。
これは、新学期の始まり、授業を再開を願い、特に、抗菌・抗ウイルス・抗アレルギー作用などがあるとされている茶カテキンを含む粉末茶を児童らに提供し、健康に役立てもらおうと実施したもの。『近江の茶 まるごと食べまっ茶』は、茶カテキンを多く含むように茶樹の品種や葉の刈取り時期などを関係機関と試行錯誤して開発。同茶100gあたりに含まれる茶カテキンは、エピカテキン850mg、エピカテキンガレート780mg、エピガロカテキン4300mg、エピガロカテキンガレート4800mg、カテキン69mg、カテキンガレート66mg、ガロカテキン520mg、ガロカテキンガレート110mgで、8種類の茶カテキンが豊富に含まれている。
 6日に、甲賀市水口町にある甲賀市役所内 教育委員会室で、市内にある全小学校21校に2ヵ月間のうがい・飲料用として40㎏を贈呈。甲賀市教育委員会の西村文一教育長が同会議所の岩永峯一会頭から緑茶を受け取り、「いただいたお茶を子どもたちの健康や安全につなげるとともに、甲賀市にはこんな素晴らしい特産品があるということを伝えたい」と感謝の言葉を述べられました。
2020.4.10
12月1日(日)甲賀市まちづくり活動センター「まるーむ」において、子育て応援フェス2019が開催され、BIWAKO ZERO WASTEのメンバー金子さん、安達さん、服部さん、野口さんらが安心安全で、そして美味しい近江の茶を信楽焼の急須で淹れ、会場に訪れた皆さんに試飲を通じPRしていただきました。メンバーはペットボトル等のプラスチックごみの削減に取り組まれており、お茶も、《急須で美味しいお茶を淹れよう》《ペットボトルを止め、マイボトルにお茶を淹れよう》などの取り組みをされようとしています。また、滋賀県茶業会議所で、今年度新しく開発した茶カテキンを多く含んだ『近江の茶 まるごと食べまっ茶』も当日試飲提供をしていただきました。茶カテキンは抗菌作用、抗酸化作用、血圧降下作用、発がん抑制作用、抗アレルギー作用など近年の研究で着目されてきており、健康を考える子育て中の皆さんにも大変興味を持っていただいたようで、Biwako ZERO WASTEのメンバーに感謝します。今後も、活動を応援させていただきたいと考えています。
2019.12.4
令和元年度滋賀県茶振興大会が11月14日、甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開かれ、生産者や行政、関係者など約100人が出席した。
これは、一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが、近江の茶の生産振興や品質向上、消費拡大を目的に毎年開催しているもの。
 大会では、はじめに滋賀県茶生産者団体連合会の山田嘉一郎会長が開会宣言を行った後、滋賀県茶業会議所会頭の岩永峯一会頭が大会長として挨拶。その後、滋賀県農業技術振興センター 滋賀県茶業指導所の西野英治所長が、滋賀県茶業コンクール第44回荒茶品評会の結果について「昨年夏の猛暑や干ばつ、3月下旬から4月上旬の低温、5月の凍霜害などによって品質が心配されていたが、品評会には“近江の茶”にふさわしい品質のものが出揃い、安定した生産技術の高さがうかがえた」と審査報告し、荒茶品評会の受賞者と茶業功労者への表彰式を行った。また大会決議として、①情報発信と消費拡大に努める ②安全・安心で高品質な茶の生産・販売拡大に努める ③関係者が一丸となって首都圏や海外にも近江の茶の素晴らしさを発信する が決議された。上位受賞者は次の通り。※敬称略
【せん茶の部】▼1等 山本重和(甲賀市信楽町)、山本顕(信楽町)、辻本浩二(信楽町)、大谷敬生(信楽町)、小川伊之輔(信楽町)【特別賞】▼農林水産大臣賞 山本重和 ▼近畿農政局長賞 山本顕 ▼滋賀県知事賞 辻本浩二 ▼日本茶業中央会賞 大谷敬生 ▼全国茶生産者団体連合会長賞 小川伊之輔 ▼関西茶業協議会長賞 山本重和 ▼滋賀県議会議長賞 山本顕 ▼滋賀県農業協同組合中央会長賞 辻本浩二 ▼全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 大谷敬生
【かぶせ茶の部】▼1等 松下良正(甲賀市土山町)、藤本昭和(土山町)、大谷敬生【特別賞】▼近畿農政局長賞 松下良正 ▼滋賀県知事賞 藤本昭和 ▼日本茶業中央会賞 大谷敬生 ▼全国茶生産者団体連合会長賞 松下良正 ▼滋賀県農業協同組合中央会長賞 藤本昭和 ▼全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 大谷敬生   
【茶業功労者表彰】前野利在(土山町)
2019.11.26
暖かい日となった11月23日。「信楽高原鐡道ローカル列車秋の旅」と題して京阪神各地からバス15台で紅葉真っ盛りの甲賀市へ多くの方が訪れました。ドラマの舞台となった信楽焼屋町の散策や信楽高原鐡道の乗車。そして、甲賀地域の農産物に触れて、食べて、飲むため甲賀農業協同組合のショップ「花野果市」を訪れ、野菜のミニバケツ摘め放題や、お米すくいなどユニークな体験をされました。滋賀県茶業会議所もこの機会を捉え、滋賀県を代表する『煎茶』と『かぶせ茶』の飲み比べをしていただき、近江の茶のすばらしさを味わっていただきました。
この日は、全国にPR用に作っております『極煎茶比叡』、『琵琶湖かぶせ』を提供し、飲み比べていただきました。湯温を低めにして、時間をかけて出すと美味しく飲んでいただけるなどの説明をしながら楽しい時間を過ごしていただきました。
2019.11.26
近江の茶の主産地、滋賀県甲賀市信楽町朝宮で本年度も朝宮茶感謝祭が開催されました。毎年11月23日の勤労感謝の日に開催されているもので、本年で59回目を迎えます。
歴史を遡りますと、伝教大師最澄が遣唐使として中国(当時の唐)で仏教の修行をし、西暦705年に日本に帰国し、比叡山に延暦寺(天台宗総本山)を開いた際、中国より持ち帰った茶の実を持ち帰り、麓の日吉大社付近に播いたのが日本の茶の始まりとされています。812年、当時の嵯峨天皇が当地を訪れた際、梵釈寺の僧侶から茶を煎じてもらって飲んだと言うことが日本後記という書物に書かれており、喫茶と言うことが日本で初めて記されているのも近江と言うことになります。そして、この嵯峨天皇の御代が朝宮に茶を伝えたのが朝宮茶の始まりとされ、日本最古の茶所の一つとされています。1200年間、脈々と茶が栽培され、今の朝宮茶となり、深い味わいと独特の香気は多くの茶人愛されています。
先人達の苦労に感謝をする集いを天台宗の仙禅寺で茶業関係者が集まり開催されました。来賓として、岩永甲賀市長、山田甲賀農協組合長も参列され、厳かに執り行われました。
2019.11.26
(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターは11月14日、甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開催された滋賀県茶振興大会に合わせ、大闘茶会を行った。
 “闘茶会”とは、茶の香りや味などから産地を推測して競うもので、“茶歌舞伎”ともいわれ、室町時代に貴人の間で娯楽として流行したとされているもの。
今回の大闘茶会では、管内の朝宮茶、土山茶のほかに、京都の宇治茶、奈良の月ヶ瀬茶、三重の亀山茶を用意。茶生産者や茶商、関係者など約40人の参加者らが、予備審査として産地を隠した状態で5種類の荒茶の外観をチェックした後、本審査として煎出液を吟味。「茶のプロとして間違えられない」と、真剣な表情で産地の判定に挑んだ。審査は15点満点で行い、滋賀県茶商業協同組合の前野安司理事長が「近隣の産地で、しかも煎茶での闘茶会問いことで、非常に難しかったと思う。しかし、それぞれ産地の特色も、水色、染み、香気に出ており、心を静めて味わえば、そこそこ推測のつくものであったと思う。他産地の茶も、飲むことによって自分の茶がわかることになり、こういった催しは必要」と審査講評した後、結果発表と表彰式を行った。結果発表の際には「当たった!」と声が上がる等、にぎやかな闘茶会となった。
闘茶会の1位は滋賀県議会議員の富田博明さん。2位は日野北山茶生産組合の木田光夫さん、3位は土山町茶業協会の藤本昭和さんでした。
2019.11.15
『近江の茶 まるごと 食べまっ茶』がこのほど完成しました。これは、地元甲賀市の助成をうけて昨年度から取り組んできたもので、健康に良いとされる茶カテキンを多く含むように特別に栽培した茶葉を使用し、100%摂れるよう粉末化し、さらに水で容易に溶けるように加工した粉末茶で、一包1.5g入りで、水ペットボトルに混ぜたり、焼酎、ワイン、ビール等の酒に入れたり、アイスクリーム、ヨーグルト、牛乳などと混ぜたり、さらにはお料理にと、その使い道は多数。含まれる茶カテキンを毎日摂取していただけます。一包に含まれる茶カテキンはエピカテキン1.8mg、エピカテキンガレート1.3mg、エピガロカテキン78mg、エピガロカテキンガレート88.5mg、カテキン1.2mg、カテキンガレート0.2mg、ガロカテキン4.1mg、ガロカテキンガレート0.7mg含まれ、毎日摂っていただくことによって健康をサポートできると思います。
 東京日本橋の『ここ滋賀』や、地元での試飲会を経て、手軽に飲めること、ヨーグルトなどの味を壊さないこと、水に簡単に溶け、それでいて茶カテキン8種を簡単に摂れることに非常に興味を持っていただけました。
 パッケージは滋賀県の風景、茶園をイメージしたもので、一瞬何かと手に取ってみようと思えるものとなっています。
 近江の茶の新しい形、茶カテキンの効能をチョイスする茶として滋賀県の茶商さんを通じ、販売をしています。来年からは、東京日本橋の『ここ滋賀』でも販売していきたいと考えています。
                   30包入り/1箱  2,800円(税別)

2019.11.7
8日9日と東京日本橋の滋賀県情報発信拠点施設において完成した『近江の茶 まるごと 食べまっ茶』の試飲PRを行いました。健康に良いとされる茶カテキンを多く含むように特別に栽培した茶葉を使用し、100%摂れるよう粉末化し、さらに水で容易に溶けるように加工した粉末茶で、一包1.5g入りで、水ペットボトルに混ぜたり、焼酎、ワイン、ビール等の酒に入れたり、アイスクリーム、ヨーグルト、牛乳などと混ぜたり、さらにはお料理にと、その使い道は多数。含まれる茶カテキンを毎日摂取していただけます。1袋に含まれる茶カテキンはエピカテキン1.8mg、エピカテキンガレート1.3mg、エピガロカテキン78mg、エピガロカテキンガレート88.5mg、カテキン1.2mg、カテキンガレート0.2mg、ガロカテキン4.1mg、ガロカテキンガレート0.7mg含まれ、毎日摂っていただくことによって健康をサポートできると思います。
ここ滋賀での試飲では、手軽に飲めること、ヨーグルトなどの味を壊さないこと、水に簡単に溶け、それでいて茶カテキン8種を簡単に摂れることに非常に興味を持っていただけました。近々に発売ができればと考えています。
2019.9.13
2019年9月8日、第51回日本・米国中西部会日米合同会議が東京帝国ホテルで開催されました。会議のテーマを「日本・米国中西部会:次なる50年の成功を見つめて」“ Japan-Midwest U.S : Looking to our next 50 Years of Success ”と題して3日間開催されるもので、日本からは三日月滋賀県知事、千葉県知事をはじめ関係者が、米国からはノースダコタ州知事、オハイオ州知事、ウィスコン州知事、インディアナ州知事、イリノイ州知事、ネブラスカ州知事、ミネソタ州知事をはじめ企業関係者多数が出席され盛大に開催されました。8日には歓迎レセプションが開催され、滋賀県の紹介ブースが設置されたことから滋賀県茶業会議所として参加させていただきました。滋賀県のブースでは近江の茶の試飲、地酒の試飲を行い米国関係者に多数訪れていただきました。特にお茶では、滋賀県を代表する煎茶『極煎茶比叡』を提供したことから、その「独特な香りと味」に《 Very Delicius 》《 Fantustic 》 中には《 Want to buy 》などと言っていただき、非常に好評でした。三日月知事も自ら法被を着て、日本のお茶の始まりは滋賀県から始まったことやお茶の効能などPRをしていただきました。米国へ近江の茶の輸出が促進されることに期待しています。
2019.9.13
茶の出来栄えを競う「滋賀県茶業コンクール第44回荒茶品評会審査会」が9月4日、JAこうか茶加工センターで開催されました。。
 これは、(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターの主催で毎年開催されているもの。今年は甲賀市と蒲生郡日野町から煎茶97点、かぶせ茶68点が出品され、13人の審査員が味や香り、水色などの内質と外観について厳正に審査が行われました。
 1等入賞者は次の通。
▽煎茶の部:山本 重和(信楽町)、山本 顕(信楽町)、辻本 浩二(信楽町)、大谷 敬生(信楽町)、小川 伊之輔(信楽町)
▽かぶせ茶の部:松下 良正(土山町)、藤本 昭和(土山町)、大谷 敬生(信楽町)
 褒賞授与式は、11月14日に同JA本所で開催される滋賀県茶振興大会で行われる予定。
特別賞受賞者
  ア せん茶の部
農林水産大臣賞 山本重和 甲賀市信楽町
近畿農政局長賞 山本顕 甲賀市信楽町
滋賀県知事賞 辻本浩二 甲賀市信楽町
(社)日本茶業中央会長賞 大谷敬生 甲賀市信楽町
全国茶生産者団体連合会長賞 小川伊之輔 甲賀市信楽町
関西茶業協議会長賞 山本重和 甲賀市信楽町
滋賀県議会議長賞 山本顕 甲賀市信楽町
滋賀県農業協同組合中央会長賞 辻本浩二 甲賀市信楽町
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 大谷敬生 甲賀市信楽町
イ かぶせ茶の部
近畿農政局長賞 松下良正 甲賀市土山町
滋賀県知事賞 藤本昭和 甲賀市土山町
(社)日本茶業中央会長賞 大谷敬生 甲賀市信楽町
全国茶生産者団体連合会長賞 松下良正 甲賀市土山町
滋賀県農業協同組合中央会長賞 藤本昭和 甲賀市土山町
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 大谷敬生 甲賀市信楽町

2019.9.6
滋賀県茶業会議所では昨年度から開発を進めておりました近江の茶の新商品『近江の茶 まるごと食べまっ茶』が完成しました。これは、茶に含まれる茶カテキンの持つ優れた健康への効能に着目し、栽培から加工まで茶カテキンを最大限摂取できるように考え作ったお茶です。最大の特徴は、エピガロカテキンなど8種類の茶カテキンが多く含まれ、水等にさっと溶け、非常に飲みやすいものとなりました。
ビール・焼酎・カクテルなどのお酒や、ヨーグルト、パンケーキなどに溶かしたり、混ぜたり、また、お料理にも使っていただけることができます。
9月8日9日の2日間東京日本橋2-7-1滋賀県情報発信拠点『ここ滋賀』で試飲販売をする予定となっています。
新しい形の近江の茶を味わいにぜひ来てください。お待ちしています。

2019.8.30
The Shiga-Michigan Sister State Goodwill Mission, consisting of 30 delegates from Michigan, visited our center last Saturday, the 17th of August 2019.

Due to Typhoon KROSA affecting a wide area of Japan, their flight was delayed but managed to arrive after 15 hours of delay. On the day following their arrival, they visited us here in the oldest tea producing area of Japan, to try some tea workshops, with warm receptions from Mr. Iwanaga, the head of our association, Mr. Iwanaga, the mayor of Koka City, and Mr. Yamada, the vice director of the association.
2019.8.29
令和元年8月22日(木)、JAこうか3階会議室において滋賀県茶業会議所理事会が開催されました。
議題は
  1)第72回関西茶業振興大会における功労者表彰の推薦および令和元年度滋賀県茶振興大会の功労者表彰について 
  2)滋賀県茶業会議所理事について                   
報告事項
 ・令和元年度事業の進捗状況 ・・・会議所        
 ・令和元年度荒茶共販取り扱い実績 ・・・全農
 ・令和元年5月晩霜害等に関する聞き取り調査結果と事後対策について。新しい有機肥料の効果について ・・・甲賀農振事   
 ・リーフ茶消費拡大推進の状況について ・・・甲賀市
 ・第72回関西茶品評会審査結果について ・・・茶業指導所
 ・米国ミシガン州からの使節団受け入れ結果について ・・・会議所
 ・全国・関西茶品評会開催地順序について ・・・会議所
今後の行事予定               
 ・令和元年度滋賀県茶振興大会について
 ・第44回滋賀県荒茶品評会審査会について
 ・全国茶品評会について
 ・関西茶品評会について
・中国天台山視察について
昨年度から開発を進めていました健康に良いとされるカテキン8種を丸ごと摂取できるように、開発を進めてきました『近江の茶 まるごと食べまっ茶』の試飲をしていただきました。
      
2019.8.23
令和元年度滋賀県統一銘柄『琵琶湖かぶせ』『極煎茶比叡』の原料茶選定会議が7月7日午後、滋賀県茶業会議所会議室において開催されました。これは、9月15日から発売となる『琵琶湖かぶせ』『極煎茶比叡』原料茶を決定する審査会で、県内の茶販売店主や日本茶インストラクター9名での委員で審査がなされました。滋賀県の統一銘柄に最もふさわしい原料茶を選定するもので、本年度は琵琶湖かぶせ茶に3社から7点、極煎茶比叡には4社から8点の出品がされ、外観、水色、香気、滋味の4項目について審査され、『琵琶湖かぶせ』は株式会社マルヨシ近江茶から出展された茶(令和2号)が、また『極煎茶比叡』は近江製茶株式会社から出展された茶『朝宮2号)が選定されました。それぞれ熟成を経て9月15日から滋賀県内茶商の店舗での発売となります。審査結果ではそれぞれ滋賀県のかぶせ茶、煎茶を最高に特徴付ける出来栄えで、発売が待たれるものとなりました。
尚、本年度は冷茶のシーズンを控え、滋賀県内の水道水を用いた冷茶の官能審査も実施され、滋賀県内の水道水の質の良さも実感されました。
審査員は次のとおり
  委員長  中川 武   中川誠盛堂茶舗
  委員   満田久樹   (有)満田製茶
  委員   宮尾與史    (株)みやおえん
  委員   堤 吉男    銘茶ますきち
  委員   武久典子    武久商店 
  委員   中山智代    中山製茶(有)
  委員   中村昌子    日本茶インストラクター  
  委員   大谷衣理子   日本茶インストラクター
  委員   近藤知義    滋賀県茶業指導所
2019.7.18
令和元年6月27日、全農滋賀県本部主催の二番茶荒茶共同販売会がJAこうか土山支所において始まりました。初日の今日は49点、7107kgの出店があり、次々と落札されていきました。
2019.6.27
草津市立渋川小学校の6年生79人は6月17日と18日、甲賀市水口町にある(一社)滋賀県茶業会議所を訪れ、同県の特産品である近江の茶の体験学習を行った。
 この体験学習は、児童らに世界農業遺産の認定を目指す同県の農林水産業について学んでもらい、地域への誇りや愛着を深めてもらおうと行っている総合的な学習の一環。児童らは体験学習に向け、近江の茶の歴史や産地について知識を深めるため事前学習も行った。
 体験学習当日、訪れた児童らは、はじめに茶業指導所の茶園を見学。担当者から近江の茶の特徴などについて説明を聞いた後、茶摘みの体験や茶刈り機での刈取り作業の見学を行った。その後、製茶工場で生葉が荒茶になるまでの製造工程を見学し、蒸し機や粗揉機などそれぞれの機械の作業内容について学習。また、煎茶を陶板の上で煎るほうじ茶作りの体験や、ほうじ茶と煎茶の淹れ方教室、飲み比べなどもあった。お茶づくしの体験学習に、児童らは「同じ茶葉でも作り方によってほうじ茶や煎茶、抹茶など色々なお茶に変わるのがおもしろいと感じた。いつも飲んでいるお茶がこんなに手間がかかっているとは知らなかった」などと感想を話した。
2019.6.25
滋賀県甲賀市土山町と信楽町では、5月5日から10日まで全国・関西茶品評会出品用の茶摘みが行われています。
4月はじめの低温で萌芽が平年より一週間程度遅れたが、雨も十分にあり生育も良好なことから良質な茶葉に仕上がっており、関係者らは品評会の上位入賞を期待。期間中、土山町で9点、信楽町で5点摘み取られ、それぞれ関西茶品評会と全国茶品評会に出品される予定となっています。
 5日と8日には、(一社)滋賀県茶業会議所の岩永峯一会頭や同市の岩永裕貴市長、全農滋賀県本部の北川幸夫本部長、JAこうかの田村安佐専務らが土山町と信楽町の生産者や摘み子さんらを激励訪問。岩永会頭と岩永市長らが「当地では、朝宮茶と土山茶の品位を保つため、新有機配合肥料の開発・導入やPR活動などを行い、産地のブランド化を進めている。全国に銘茶としてその名をとどろかせるためにも、摘み子の皆さんには茶の新芽を丁寧に摘んでいただきたい」「生産者が丹精込めて育てた茶を消費者に届けられるよう生産・販売面でもサポートしていく」などと激励の挨拶を述べた後、自ら茶摘みを開始。新芽の柔らかい感触に笑顔を浮かべながら一芯二葉で茶葉を丁寧に摘み取った。途中、摘み子さんらと楽しく会話をする場面もあり、「とても励みになった」と生産者からは喜びの声があがりました。
2019.5.9
全農滋賀県本部主催による『近江の茶共同販売会』初市が、5月2日JAこうか土山支所で開かれました。取引の活況と農作業安全を祈願する神事の後初市が開かれました。2農家、1機関から煎茶13点が出品され、茶商は外観、香気、滋味を真剣にチェックし札を入れられていました。入札の結果は、1キロ当たりの単価は最高で1万3千円の値が付き、幸先の良いスタートとなりました。茶商からは、「形も、香りもよく、この時期の茶として圧倒的に出来がいい」と高く評価をされていました。
総販売点数 13点、 総販売数量 217kg、 高値 13,000円、 平均単価 5,153円
2019.5.9
平成最後の4月29日、甲賀市水口町虫生野の農事組合法人グリーンティ土山の茶園で本年度の新茶の初摘みが行われました。本年は、4月初旬の低温により、新芽の萌芽も昨年より2週間程度遅れ、初摘みも昨年より6日遅れの摘み取りとなりました。当日は、曇りの転機でしたが、甲賀流忍者に扮した市役所や甲賀農協の若手職員の応援を得てグリーンティ土山の
メンバーやその子供たちによって約200kgの生葉が摘み取られ、午後荒茶に加工がされました。今年は、雨も十分に受け、生育も順調なことから、新茶の香りが際立つ素晴らしい煎茶に仕上がりました。このお茶は、5月2日に全農滋賀県本部主催で開催される荒茶共販会初市に出展される予定となっています。
2019.5.9
4月17日、(一社)滋賀県茶業会議所第7回通常総会が甲賀市水口町のJAこうか本所で茶生産者や茶商、関係機関など約115人が出席して開催されました。
 総会では、同JAの組合長で同会議所の山田嘉一郎副会頭が開会の言葉を述べた後、岩永峯一会頭が「昨年秋に新開発した有機配合肥料を取り入れたことによって、今年産はより良品質な茶としての結果が表れる年。消費者に良いと言われるためにも、まずは我々が近江の茶の良さを再確認し、名実ともに日本一の茶にしていこう」と挨拶し、滋賀県農政水産部の西川忠雄部長、甲賀市の岩永裕貴市長が来賓の挨拶を述べた。
 その後、滋賀県茶業生産青年協議会の平井博史会長が議長となり、平成30年度の事業報告・収支決算、令和元年度の事業計画・収支予算、令和元年度会費の徴収、歳計現金預託先の承認、任期満了に伴う新理事の選任、付帯決議の上程された全6議案が賛成多数で原案通り可決・承認された。総会の最後には、株式会社エイトブランディングデザインの西澤明洋代表が『「土山茶」「朝宮茶」のブランディングについて』と題した講演を行い、「ブランディングとは伝言ゲームのようなもの。他とはどう違うのかを正しく伝えることが重要。人から人へ伝えたくなるような商品づくりをしていこう」と参加者に伝えた。
 同会議所では今年度、「近江の茶」の滋賀県統一商品である『極煎茶比叡』『琵琶湖かぶせ』の消費拡大に向けて、PR活動や土山茶・朝宮茶のブランディング、体験学習の開催を予定。また新有機配合肥料の施肥体系の確立や健康をテーマにした新商品の開発など、「近江の茶」の品質向上対策、海外への販路開拓の研究、「近江の茶」のルーツの調査を事業計画として取り組んでいくこととなります。
2019.4.23
3月29日(金)甲賀農業協同組合会議室において(一社)滋賀県茶業会議所理事会が開催されました。4月17日の第7回通常総会開催に向けて議案の審議がされました。1号議案では平成30年度の事業報告並びに収支決算について、2号議案については平成31年度の事業計画並びに収支予算について検討がされました。また、5号議案の任期満了に伴う理事の選任についても議論され、新理事について
岩永峯一 山田嘉一郎 若井英太郎 岩永裕貴 家森茂樹 三井久雄 田村安佐 山川浩史
立岡啓 黒田為三 松下良正 井田龍平 木田光夫 前野安司 山本靖 堤吉男 吉永健治
川崎裕子 満田久樹 氏を総会に提案することが決定されました。尚、新理事の任期は平成31年度,32年度の2カ年となります。
   その他の報告事項として、昨年12月に実施した中国天台山の調査報告がビデオでされました。また、甲賀市の新年度の茶振興予算について担当課長から報告がされました。
2019.4.4
3月17日(日)平和堂水口店において、滋賀県米消費拡大推進協議会と甲賀市の主催により もっと食べよう近江米 と称してイベントが開催され、滋賀県茶業会議所も関係者の協力を得て地元の茶をPRするため参加しました。当日は、岩永甲賀市長、滋賀県出身のタレントであるファミリーレストランやムーディー勝山出演のトークショーが開催され、地元食材も取り上げていただきました。甲賀市長からは甲賀市産茶葉100%の極煎茶比叡のPRをしていただきました。また、琵琶湖かぶせ、極煎茶比叡の試飲を会場を訪れた方々にしていただき、改めて甲賀の茶の美味しさに舌鼓を売っていただきました。
2019.3.28
3月16日東近江市で第55回となる滋賀県茶商業協同組合の通常総会が開催されました。ぽかぽか陽気のこの日、来賓として滋賀県茶業会議所の岩永会頭、全茶連榎田専務、滋賀県庁食のブランド推進課担当者が出席され盛大に総会が開催されました。 
  議事では第55期の事業報告並びに貸借対照表・損益計算書承認の件、剰余金処分案承認の件、第56期事業計画案並びに予算案承認の件、賦課金徴収方法決定の件、借入金限度額決定の件、取引金融機関決定の件が議題として提出され、すべて原案通り可決決定されました。
  学習会では『茶の表示記載について』県職員から説明がありました。
   平成31年度の役員は次のとおり 
 理事長  前野安司  副理事長 山本 靖  専務理事 堤 吉男  
理事   藤橋角二朗 安岡登志子 中山智代 北川 徹 青木孝徳 洞 尊士 吉永健治 川崎裕子 大谷広幸 武久 勉 瀬戸博司 
 監事   川崎正隆 小椋政昭 富永良晴 
2019.3.28
平成31年2月24日 第10回びわ湖レイクサイドマラソン2019が開催され近江の茶をPRしようと大会に参加しました。当日は【ハーフマラソン】大津港~なぎさ公園~近江大橋~矢橋帰帆島~さざなみ街道~草津市烏丸半島港前~烏丸半島内湖岸道~湖岸緑地(赤野井吉川地区)折り返し~草津市烏丸半島港前のコースと 【12km】なぎさ公園~近江大橋~矢橋帰帆島~さざなみ街道~草津市烏丸半島港前のコースで行われました。春を思わせるポカポカ陽気の日曜日。ゴール地点となった県立琵琶湖博物館は天皇陛下御在位30年慶祝行事に伴い無料開放されたことから多くの方が応援に来られました。
当日、食のふるまいコーナーに近江米、近江牛とともに参加しました。健康に関心を持たれて走られる方がほとんどで、本年度茶業会議所で甲賀市の補助を受け取り組んでいる新商品の前段階のお茶を約1200人のランナーに試飲をしていただきました。カテキンが豊富な茶で、少し渋いけれど非常に美味しいと興味を持っていただきました。
2019.2.25
平成31年2月12日、甲賀市土山町の土山開発センター会議室で平成30年度土山町茶業協会の通常総会が開催されました。
最初に、第28回味と香りの茶品評会表彰式が開催されました。
最優秀賞 中村伊助さん 
優秀賞  藤本昭和さん  安井敬一さん  グリンティ土山佐伯友樹さん
優良賞  中村哲三さん  吉田甚栄さん  藤本耕三さん   がそれぞれ表彰されました。
総会において決算・予算が承認された後、新年度の役員の改選が行われ新協会長に立岡啓さん、副協会長に松下良正さん、中村伊助さんが選出されました。2か年間ご苦労様です。
記念講演では『近江の茶 東京での販売PRの取り組み』と題して、近江の茶アンバサダーとして活躍されている東京在住の内田真由子さんの講演がありました。
滋賀県のアンテナショップとしてオープンした東京日本橋の『ここ滋賀』での活動や東京の喫茶専門店の紹介など予定時間を大幅超えた講演に、茶生産者や関係機関職員全員が非常に興味をもって聞き入っていました。
小さな産地である近江の茶も、日本最古の茶処として、東京の方に愛していただけるよう『近江の茶アンバサダー内田真由子』さんの今後活動にご期待申し上げます。
2019.2.25
平成31年2月21日滋賀県農業技術振興センター茶業指導所会議室で、平成30年度に近江の茶オーガニックブランド産地育成事業として取り組んでいる有機栽培茶の求評会が開催されました。
当日は、有機栽培実証ほの紹介と荒茶成分分析の結果報告や、実証ほで生産されたお茶の試飲、評価、「近江の茶」輸出拡大に向けた取り組みと今後の方向について県庁の担当者から報告がされました。お茶を飲んでの評価については京都大学名誉教授の坂田先生にも加わっていただき、真剣な研修会となりました。
2019.2.25
平成31年2月19日滋賀県農業技術振興センター茶業指導所会議室において、平成30年度滋賀県茶業生産青年協議会総会が開催されました。
当日は、メンバーがの茶を持ち寄り全員で品質等を見極める求評会が開催され、それぞれの茶を評価し合い次年度の生産の参考にしようとの取り組みがされました。
平成31年度の役員は次のとおり
会長 平井博史さん  副会長 樋口昌直さん  会計 奥村則夫さん  監事 吉田甚栄さん 北田卓也さん
2019.2.25
平成31年2月9日、甲賀市土山町のダイヤモンド滋賀において、藤村春隆さんの叙勲祝賀会が開催されました。
発起人代表の滋賀県茶業会議所会頭 岩永峯一の挨拶を掲載します。
本日、栄えある「旭日単光章」を受章されました藤村春隆氏の叙勲祝賀会が、このように大勢の皆様の御出席を賜り、開催できましたことは誠に喜びに堪えないところであります。
 半世紀に亘り、茶業一筋、高品質茶の生産、地元土山茶の振興、後継者の育成に多大なご貢献を戴きました。このご功績に対し、11月3日、秋の叙勲においてめでたく受章されました。近畿北陸地方の農業関係では3人で、その内の一人が藤村春隆さんということで、心よりお祝い申し上げます。
 今回の栄誉の影には、春隆さんと共に茶業に専念をされ、家庭を守ってこられた奥様の加世子さんのご苦労があればこそで、奥様のご労苦に対しましても敬意を表するものであります。
 藤村春隆さんは、高校卒業後一度は両親の営まれる関連会社に就職をされましたが、昭和43年に地域の茶業に魅せられ自家茶園70アールから就農されました。その後も、規模拡大を目出して計画的に茶園の賃借や新規開墾を行ってこられました。当時まだ少なかった『やぶきた』『おくみどり』『おくゆたか』などの品種を積極的に導入され、品種化率90%を達成し、品種の組み合わせによる効率的な経営基盤を確立されてきました。平成2年には経営面積も2.8ヘクタールまで拡大をされたのであります。
私は、藤村春隆さんの功績は大きく分けて2点あると思っております。
1つは、当時、土山茶、朝宮茶として両産地では高品質茶生産を目出して切磋琢磨されていました。朝宮茶は高級煎茶として宇治の茶問屋等から高い評価をされていました。土山茶は朝宮に比べて、今一歩という状況でありました。そこで奮起をされたのが藤村春隆さんを中心とする土山の茶生産者であったと思っています。それは、今では一つの茶種となっている『かぶせ茶』であります。
二重被覆棚での玉露に近い高級かぶせ茶の栽培に着手をされ、一重・二重被覆、直掛け被覆により地域のかぶせ茶生産の基礎を築いて頂いた所であります。過去、関西茶品評会では《かぶせ茶の部》で農林水産大臣賞を受章されておりますし、全国、関西茶品評会において何回となく入賞をされるなど、生産・製茶技術両面で確固たる地位を築き、その先導的な役割を担って頂いたと思っています。
もう1つは、協業化と後継者の育成であると思います。
土山は、朝宮と比べて比較的平坦な土地が多く、規模を拡大することが容易なことから、いち早く研究に取り組まれ、平成2年には地域の農家5戸10名で【農事組合法人グリーンティ土山】を設立し、栽培面積18ヘクタールから協業経営をスタートされました。
生産から販売まで一貫して行う協業組織は全国でも珍しく、全国から視察に訪れる茶業者も多く注目をされました。
組織的にも厳しい時もあったようでありますが、その局面を努力で乗り切られ、補助事業等でオートメーション製茶プラントを導入され省力化を図られるなど経営基盤を確立されました。
今は、後継者も育ち20代から40代の若者10名が中心となって、『グリーンティ土山』を引き継ぎ、昨年4月からは県下で初めての本格的なてん茶工場を稼働させ、栽培面積も30ヘクタールまで拡大させ、春隆さんの思いは着実に受け継がれてきています。
昨年は、藤村春隆さんの叙勲と共に三重県で開催された関西茶品評会煎茶の部で1等1席から4席まで滋賀県が独占をしました。これは、関西茶品評会71年間で、開催県以外が独占をしたということは初めての快挙でありまして、確実に近江の茶、土山茶、朝宮茶に流れが来ているように感じております。
滋賀県茶業会議所といたしましても、滋賀県、甲賀市、全農、JAこうかのご支援をいただきながら、地域茶業の発展に努力をしたいと考えております。
藤村春隆様のご健勝、ご家族皆様のご繁栄をご祈念申し上げ、発起人を代表しお祝いの言葉といたします。
 本日は誠におめでとうございました。
    発起人代表
     滋賀県茶業会議所
         会頭 岩 永 峯 一
2019.2.25
一般社団法人 滋賀県茶業会議所は12月3日から6日、中国の浙江省台洲市天台県にある天台華頂山を訪れ、中国最古といわれている茶樹の調査を行った。
 日本茶は、805年に伝教大使・最澄が遣唐使として天台華頂山の天台宗総本山である国清寺で仏教の修行した際、茶の実を日本に持ち帰り、比叡山の麓にある日吉大社付近に植えたのが始まりといわれている。今回は、“近江の茶”が日本最古の茶であることを立証するため、天台華頂山での調査を行った。
 当日、天台華頂山にある雲霧茶園を訪れた会議所メンバーらは、中国最古といわれている樹齢1,000年の茶樹を視察し、葉の形状や厚み、色、樹形などを調査。その後、最澄が修行した天台華頂山の国清寺や浙江省杭州市の龍井茶の産地にある中国茶葉博物館を訪れ、最澄が茶の実を日本に持ち帰ったことが記されている文献等を調査した。
 今回調査した天台華頂山の茶樹と日吉大社にある日吉茶園等の茶樹の比較を行い、近江の茶が日本最古の茶であることを今後立証したいと考えている。
2019.1.4
平成30年度滋賀県茶振興大会が11月30日、甲賀市水口町にあるJAこうか本所で、生産者や行政、JA関係者など約100人が出席して盛大に開催されました。
これは、一般社団法人滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターが、近江の茶の生産振興や品質向上、消費拡大を目的に毎年開催。
大会では、はじめに滋賀県茶生産者団体連合会の山田嘉一郎会長が開会宣言を行った後、滋賀県茶業会議所会頭の岩永峯一会頭が大会長として挨拶。その後、滋賀県農業技術振興センター 滋賀県茶業指導所の仲上和博所長が「平成30年は気象が極端に変動し、収穫や防除など作業適期の判断を困惑させる天候が続いたが、生産者の長い経験と高い技術力により的確に対処され、高品質な近江の茶が生産された」と審査報告を行い、滋賀県茶業コンクール第43回荒茶品評会と茶園品評会の表彰式が行われた。
また大会決議として、①情報発信と消費拡大に努める ②安全・安心で高品質な茶の生産・販売拡大に努める ③関係者が一丸となって首都圏や海外にも近江の茶の素晴らしさを伝える が決議された。 
大会後には、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食農ビジネス推進センターの山本万里センター長が「“健康”をキーワードとした茶の需要拡大に向けて」と題して講演。お茶の歴史や種類、健康効果、美味しい淹れ方などを紹介した。
   荒茶品評会の上位受賞者は次の通り。※敬称略
【せん茶の部】▼1等 黒田真明(甲賀市信楽町)、島津真大(信楽町)、洞重則(信楽町)、上田勇(信楽町)、片木享央(信楽町)
  【特別賞】▼農林水産大臣賞 黒田真明 ▼近畿農政局長賞 島津真大 ▼滋賀県知事賞 洞重則
【かぶせ茶の部】▼1等 小山修(信楽町)、片木寿(信楽町)、グリーンティ土山・奥村則夫(甲賀市土山町)
   【特別賞】▼近畿農政局長賞 小山修 ▼滋賀県知事賞 片木寿
【茶園品評会】▼最優秀賞 松下良正(土山町)、武田達生(信楽町)▼優秀賞 前野善則(土山町)、辻正樹(土山町)、中村松弘(土山町)
  【特別賞】▼近畿農政局長賞 松下良正 ▼滋賀県知事賞 武田 達生
2018.12.19
滋賀県の一般社団法人滋賀県茶業会議所は3日、蒲生郡竜王町岡屋の竜王町総合運動公園で開催された『滋賀ものづくりフェア2018』に参加し、県の特産である近江の茶のPRを行った。
 このフェアは、滋賀県技能振興コーナー(厚生労働省委託事業滋賀県職業能力開発協会)が主催。県民にものづくりの楽しさや素晴らしさを感じてもらう機会を設け、広くものづくりをアピールすることにより、ものづくり産業の根幹となる技術・技能習得意識および技能尊重気運の高揚を図り、県の産業発展に寄与することを目的としている。
 昨年からフェアに参加し今年2回目。当日はJAこうかなどの担当者らとともに、ほうじ茶製造体験と近江の茶の試飲などを実施。参加者らに近江の茶の歴史や産地、種類、茶葉の生産から製茶、販売までの流れなどを紹介し、特産茶のPRを行った。ほうじ茶製造体験では、参加者らが4人1組となり、信楽焼の陶板の上で煎茶を焙(ほう)じてほうじ茶づくりを体験、3回の教室で計約80人が参加した。完成したほうじ茶は参加者らが持ち帰り、「香ばしい香りで、飲むのが楽しみ」と感想を話していた。
2018.12.19
平成30年度茶園品評会には、甲賀市および日野町から27点の出品がありました。審査は、11月1日、2日の両日にわたって5名の審査員が各茶園に赴き厳正に行いました。
 茶園審査は、秋整枝後の茶園において、基盤整備状況、土壌管理、栽培管理、生育状況のそれぞれに判定項目を設け、作業効率や安全性への配慮、適正な有効土層や土壌酸度の確保、的確な整枝作業、病害虫防除の実施など確認し、茶園全体の生育状況を審査しました。特に、今回は秋整枝後の茶園であったことから、整枝、すそ刈が適切な位置で丁寧に実施されているか、また翌年の一番茶の母枝となる枝の揃いや密度、着葉の状況などについて審査されました。
最優秀賞
甲賀市土山町 松 下 良 正
甲賀市信楽町 武 田 達 生
優秀賞
甲賀市土山町  前 野 善 則
甲賀市土山町  辻  正 樹
甲賀市土山町  中 村 松 弘
優良賞
甲賀市信楽町  洞  重 則
甲賀市信楽町  片 木 享 央
 
特別賞
近畿農政局長賞  甲賀市土山町 松 下 良 正
滋賀県知事賞  甲賀市信楽町 武 田 達 生

2018.12.19
平成30年(2018年)11月16日(金) 18:30~20:30  在デトロイト総領事が日米関係の促進をはかるため、総領事公邸に日米交流関係者を招待してレセプションを開催(年間を通して度々開催される)。なかでも天皇誕生日レセプションは最も参加人数の多いレセプションのひとつで、今年は、11月から着任された新総領事が開催する初めてのレセプションでもあることから約190名が招待。
・総領事館から滋賀県ブースを設け、「近江のお茶」の試飲会を行ってもらいたいと依頼があり、県の西村駐在員(国際室)に対応いただいた。
滋賀県茶業会議所の「最澄」と「琵琶湖かぶせ」など近江の茶を試飲提供。
大手スーパーで売っているGreen Teaとの飲み比べも実施。

2018.12.19
10月22日から27日にかけミシガン州デトロイトにおいて滋賀県主催の近江の茶と和菓子の商談会とジェトロ、滋賀県茶業会議所主催の近江の茶PRイベントが開催されました。近江の茶と和菓子の商談会では卸業者、日本食を流通させているバイヤー等に集まっていただき2日間にわたり開催されました。また、近江の茶PRイベントととしてはジェトロシカゴ渡邊次長、日本国総領事館の和田総領事、滋賀県茶業会議所山田副会頭が参加して開催されました。シェフ、ミクソロジスト、レストラン関係者、卸業者15名に参加いただきました。4種類のお茶の試飲、お茶カクテル・ドリンクと料理のペアリングなど楽しくお茶に接していただきました。また、本年5月に甲賀市を訪れていただいたバイヤーの店舗 Eli Tea 、Goldfish Tea 、Tea Haus  、Rare Tea Cellarも訪問させていただきました。
2018.12.19
日ごとに秋の気配を感じ、温かいお茶が恋しい季節となってきました。「近江の茶」の統一銘柄商品『琵琶湖かぶせ』『極煎茶 比叡』が9月15日、滋賀県下一斉に各店舗での販売解禁となりました。本年は、大津市一里山のフォレオ大津一里山において販売発表会が開催され、新聞等多くの報道機関にも駆けつけて頂き盛大に開催されました。
 岩永会頭、高橋滋賀県農政水産部長、山川理事、前野滋賀県茶商組合理事長、により発売解禁を祝してくす玉が割られ、前野理事長により「琵琶湖かぶせ」の冷茶で乾杯がされ参加者に本年の出来を味わって頂きました。
 「極煎茶 比叡」と「琵琶湖かぶせ」は、その年の5月に収穫されたお茶の中から、品質鑑定のプロが集まって審査会を行い、厳選した原料だけを使用して作られる高級茶で、滋味、香気とも非常に素晴らしいものにできあがっています。滋賀県内の茶専門店、東京日本橋の『ここ滋賀』で販売がされています。
極煎茶 比叡 1080円(税込み) 60g入り  
琵琶湖かぶせ 1080円(税込み) 100g入り
お問い合わせ先 滋賀県茶業会議所 
Tel 0748-63-6960)Fax0748-63-5204
E-mail shigacha@ac-koka.jp
URL http://www.shigacha.chu.jp
2018.10.15
平成30年度滋賀県茶振興大会にかかる滋賀県茶業コンクール第43回荒茶品評会出品茶の審査会が開催されました。 本年は、煎茶107点、かぶせ茶67点合計175点の出品がされ、平成30年9月7日(金)、甲賀農業協同組合茶加工センター2Fを審査会場に審査が行われました。午前中は水色、香気、滋味の内質審査が、午後は外観審査が行われました。
仲上滋賀県農業技術振興センター茶業指導所長を審査長に14名の審査員によって厳正に審査が実施されました。
○滋賀県茶振興大会長賞受賞者
ア せん茶の部 (1等 5名、2等 11名、3等 16名)
1等入賞者
黒田 真明 甲賀市信楽町
島津 真大 甲賀市信楽町
洞 重則 甲賀市信楽町
上田 勇 甲賀市信楽町
片木 享央 甲賀市信楽町
イ かぶせ茶の部 (1等 3名、2等 5名、3等9名)
1等入賞者
小山 修 甲賀市信楽町
片木 寿 甲賀市信楽町
グリーンティ土山 奥村 則夫 甲賀市土山町

○特別賞受賞者
ア せん茶の部
農林水産大臣賞 黒田 真明 甲賀市信楽町
近畿農政局長賞 島津 真大 甲賀市信楽町
滋賀県知事賞 洞 重則 甲賀市信楽町
(社)日本茶業中央会長賞 上田 勇 甲賀市信楽町
全国茶生産者団体連合会長賞 片木 享央 甲賀市信楽町
関西茶業協議会長賞 黒田 真明 甲賀市信楽町
滋賀県議会議長賞 島津 真大 甲賀市信楽町
滋賀県農業協同組合中央会長賞 洞 重則 甲賀市信楽町
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 上田 勇 甲賀市信楽町
イ かぶせ茶の部
近畿農政局長賞 小山 修 甲賀市信楽町
滋賀県知事賞 片木 寿 甲賀市信楽町
(社)日本茶業中央会長賞 グリーンティ土山 奥村 則夫 甲賀市土山町
全国茶生産者団体連合会長賞 小山 修 甲賀市信楽町
滋賀県農業協同組合中央会長賞 片木 寿 甲賀市信楽町
全国農業協同組合連合会滋賀県本部長賞 グリーンティ土山 奥村 則夫 甲賀市土山町


2018.10.15
第71回関西茶品評会出品茶の審査会が四日市市水沢の三重茶農業協同組合で開催されました。滋賀県からは煎茶8点、かぶせ茶1点の9点が出品され、すべてが入賞するという素晴らしい結果となりました。特に、煎茶の部では1等1席から4席まで近江の茶が独占するという71年間の関西茶品評会の歴史の中で、画期的な出来事となりました。滋味、香気、水色、外観共に近江の茶が高く評価をされたと言うことで、非常にありがたいことです。
2018.9.26
8月24日午前10時から甲賀農業協同組合本所3階会議室において、平成30年度(一社)滋賀県茶業会議所理事会が開催されました。
当日の議題と報告事項は

協議事項
   1)第71回関西茶業振興大会における功労者表彰の推薦および
     平成30年度滋賀県茶振興大会の功労者表彰について 
                     
報告事項
1)平成30年度の進捗状況について      
・平成30年度事業の進捗状況・・・会議所        
・平成30年度荒茶共販取り扱い実績・・・全農
・茶寒干害の調査結果について・・・甲賀農振事
・デトロイト日本茶バイヤー招聘結果・・・ジェトロ滋賀
・東京での活動報告・・・アンバサダー
・有機肥料の対応について・・・甲賀市
・リーフ茶消費拡大推進の状況について・・・甲賀市

今後の行事予定               
・平成30年度滋賀県茶振興大会について
・第43回滋賀県荒茶品評会審査会について
・平成30年度茶園品評会審査会について
・全国茶品評会について
・関西茶品評会について
・近江の茶統一銘柄『琵琶湖かぶせ』『極煎茶比叡』発表会
・しごとチャレンジフェスタ2018について
・最古の茶所近江を検証する調査の実施について(中国天台山)
2018.8.29
このほど関係機関、茶生産者とともに新有機配合肥料『こうか! 有効!! 一本!!! 』が新しく開発されました。
 これは、『近江の茶』の主産地である『甲賀の茶』の振興のため、有機質肥料を主体とした施肥体系に切り替え、環境に配慮しつつ優れた滋味・香味につながる茶の栽培を行うことによって、品質向上と他産地との差別化を図り販路拡大につなげることが目的です。甲賀市の良質茶生産促進事業の一環として、同会議所が平成30年2月から開発に取組み、県、甲賀市やJA全農しが、JAこうか、土山町茶業協会、信楽町茶業協会、滋賀県茶業指導所などと連携しながら開発をしました。新肥料は、同市を管内とするJAこうかが供給をします。条件を満たした生産者は甲賀市の同事業の補助をうけることができます。
 新肥料の各原料構成や成分構成は、茶生産者である土山町茶業協会員と信楽町茶業協会員から聞き取った意見や、茶業指導所の助言に基づいて配合。魚由来の良質な有機質原料を主体として、特定の原料が偏らないよう動物質由来、植物質由来とバランス良く配合した有機質由来窒素100%で、窒素・燐酸・加里を6・3・3(%)で構成している。9月から茶園に本格的に投入をされることとなります。
2018.8.29
平成30年度滋賀県統一銘柄『琵琶湖かぶせ』『極煎茶比叡』の原料茶選定会議が7月18日午後開催されました。これは、9月15日から発売となる『琵琶湖かぶせ』『極煎茶比叡』原料茶を決定する審査会で、県内の茶販売店主や日本茶インストラクター9名での委員で審査がなされました。滋賀県の統一銘柄に最もふさわしい原料茶を選定するもので、本年度は琵琶湖かぶせ茶に4社から6点、極煎茶比叡には4社から7点の出品がされ、外観、水色、香気、滋味の4項目について審査され、『琵琶湖かぶせ』は丸安茶業株式会社から出展された茶が、また『極煎茶比叡』は近江製茶株式会社から出展された茶が選定されました。それぞれ熟成を経て9月15日からの発売となります。審査結果ではそれぞれ滋賀県のかぶせ茶、煎茶を最高に特徴付ける出来栄えで、発売が待たれるものとなりました。
2018.7.25
7月に入り、連日35度以上の猛暑が滋賀県茶業会議所の駐車場で続いています。5月11日に植えたゴーヤも、管理と肥料(茶粕)の良さもあって素晴らしい成長ぶりです。このカーテンのお陰で熱中症にもならず、毎日事務所で仕事に励んでおります。非常にありがたいことです。ゴーヤも収穫できますので、近くに来られた方は、是非お立ち寄りください。
2018.7.25
滋賀県で初めての本格的な碾茶工場が稼働しました。これは、国、甲賀市の補助金を受け、平成29年度産地パワーアップ事業として、農事組合法人グリーンティ土山が総事業費315,000千円をかけて建設したもので、本年度1番茶から本格的に稼働しました。吹上3連式散茶機、4段式碾茶炉を備え、1時間当たり200㎏の生葉を処理でき、1日約1トンのてん茶を製造することができます。
  近年の健康食ブームにより、緑茶のもつカテキンなどの機能性成分が見直され、特に「食べる茶」としてそうした成分を効率よく吸収できる抹茶の需要が国内外で高まってきていることから。煎茶、かぶせ茶、ほうじ茶、紅茶と合わせ「近江の抹茶」として広く国内外に広めていきたいと考えています。
2018.7.4
本年二番茶の平坦地区(土山)の入札販売会が19日、JAこうか土山支所において始まりました。昨年に比べ3日早い開催となりました。
12農家から29点3400kgの煎茶が出品され。茶商によって競り落とされていきました。
2018.6.20
●米国ミシガン州・イリノイ州から日本茶バイヤーが甲賀市を来訪
本年5月28日から31日まで、デトロイトとシカゴの日本茶バイヤーが甲賀市を訪れました。これは、ジェトロ滋賀が、滋賀県茶業会議所、滋賀県、甲賀市、JAこうかと協力して招聘したもので、デトロイトから3社4人、シカゴから2社2人が来訪されました。
昨年11月、米国ミシガン州デトロイト美術館に日本ギャラリーが開設されたことに合わせて、滋賀県茶業会議所と滋賀県が訪問団を結成し、近江の茶をミシガン州の方にPRするプロモーションを行いました。その際、近江の茶に興味を持っていただいた企業3社も、今回来ていただきました。
デトロイトから来られた4人は日本が初めてということで、茶園から製茶工場、茶販売店舗と全てを見ていただくこととなりました。茶園を見るのが初めての方がほとんどで、朝宮の山間茶園や土山での茶摘み体験は印象に強く残ったようです。JA本所での美味しいお茶の淹れ方教室にも参加され、茶商9社との商談会、茶商店舗の視察をされました。最終日、少しの時間でしたが、甲賀市の名刹臨済宗大池寺を訪れていただき、小堀遠州の庭園に暫しの日本の風情を満喫いただきました。
今回の日本茶バイヤーの招聘では、近江の茶のすばらしさを理解され、アメリカでの販売のストーリを描き、多くの茶を買いつけていただきました。今後さらにアメリカに輸出が増えることを期待しています。
2018.6.11
5月20日(土)、東京日本橋にある滋賀県の情報発信拠点施設『ここ滋賀』2F滋乃味において、おいしい近江の茶の淹れ方教室が開催されました。多くのファンに集まっていただき楽しい時間を過ごしていただきました
2018.5.29
第29回全国みどり愛護の集いが長浜市の長浜バイオドームで開催されました。集いには皇太子、同妃殿下を迎え、盛大に開催されました。滋賀県の産物を紹介するため、『近江の茶』『近江牛』『近江米』『近江の野菜』『湖魚』を紹介するブースが設置され、全国から来県された方にそのおいしさをPRしました。『近江の茶』では、冷水出しの「琵琶湖かぶせ」を試飲いただきました。ひと時の時間でしたが、おいしい名物に舌鼓を売っていただきました。
2018.5.29
首都圏での近江の茶をPRいただく全権大使として、東京滋賀県人会副会長内田真由子氏に、一般社団法人滋賀県茶業会議所岩永峯一会頭から委嘱書が交付されました。内田氏は東京滋賀県人会副会長として幅広く活動されており、東京であらゆる機会をとらえて近江の茶を発信いただけるものと思います。
2018.5.18
5月2日、全国・関西茶品評会に出品する茶の茶摘みに三日月知事、岩永市長、山田JA組合長、小西全農しが本部長が激励に駆けつけていただきました。八十八夜である2日に、朝宮地区で出品茶の茶摘みが行われ、茶摘みさんの中に入って手摘み作業に加わっていただきました。
2018.5.9
全国茶品評会、関西茶品評会に出品する茶の茶摘みが始まりました。本年度は天候にも恵まれ昨年より1週間早い茶摘みとなりました。
2018.5.9
平成30年4月13日、甲賀農業協同組合本所において第6回通常総会が開催されました。一般社団法人となって6回目の総会ということで、会員96名中63名,関係者含め85名の出席のもと開催されました。来賓として高橋滝治郎滋賀県農政水産部長、岩永裕貴甲賀市長、家森茂樹滋賀県議会議員、富田博明滋賀県議会議員、田中松太郎滋賀県議会議員、鋒山伝夫甲賀農業農村振興事務所長、松井傳夫東近江農業農村振興事務所長、三井久雄東近江地域農業センター運営委員長、寺嶋日野町農林課長、藤井庄司甲賀地域農業センター事務局長の出席のもと総会が開催されました。
議長に滋賀県茶生産青年協議会会長の北田卓也氏を選出し、議事が進行されました。
第1号議案 平成29年度事業報告並びに収支決算の承認について提案され・・・・・異議なく可決承認されました。
第2号議案 平成30年度事業計画並びに収支予算について・・・・・異議なく承認されました。
第3号議案 平成30年度会費の徴収について・・・・・異議なく承認されました。
第4号議案 平成30年度歳計現金預託先承認について・・・・・異議なく承認されました。
第5号議案 付帯決議について・・・・・異議なく承認されました
議事終了後、お知らせとして大阪国税局の大塚課長補佐から消費税軽減税率制度について、ジェトロ滋賀の道法所長から5月の末に米国ミシガン州からバイヤーを招聘することのお知らせがありました。その後、「ブランドの作り方・・・ブランディングデザインの方法と実践・・・」と題して記念講演が開催されました。講師は、滋賀県出身で東京で活躍されている株式会社エイトブランディング代表の西澤明洋さんで、数多くの企業のブランド開発、商品開発、店舗開発をなど幅広いジャンルでデザイン活動を行っておられます。近江の茶のブランド化に向け何をしていくかについて事例を含め教授をいただきました。本年度は、あと4回土山、朝宮の現地に入っていただきながら研究を加えていく予定となっています。
 
2018.4.23
2月19日,滋賀県茶業会議所会議室において、近江の茶商談会が開催されました。これは、日本貿易振興機構(JETRO)滋賀貿易情報センターと、滋賀県と連携して開催したもので、アグリフードEXPO大阪2018に招聘する海外バイヤーから日本茶に興味を持たれている2社を滋賀県においでいただきました。午前中は、近江の茶についての説明、茶園の視察、製茶工場の視察とハードなスケジュールでの勉強会でした。最初にお出しした、近江の茶PR商品である『極煎茶比叡』について、《非常に香りがいい、こんな日本茶は初めて》と大評判でした。質問も多く出され、【静岡や鹿児島の茶との違い】【お茶は何回収穫されるのか】【1番茶と2番茶の違い】【せん茶と玉露の違い】などそれぞれのお国で日本茶を販売されていることから、疑問に思っておられることなど多くの質問をいただきました。近江の茶のファンになっていただけたと思っています。特に、ポーランドからのバイヤーはワルシャワでは日本茶がブームなってきている。それも、急須でリーフを淹れるのが非常に増えてきていると話しておられ、興味を持ってお聞きしました。午後からは、県内の茶商との商談会に臨み、お茶を見て、飲んで熱心に説明を聞いておられました。2社とも日本の商社がついておられ、この日の商談会を通じ、話が進んでいくものと思っています。当初の予定を大きく遅らす、熱心な商談会となり、今後に大きく期待を持てる1日となりました。非常によい機会を提供いただいたジェトロ滋賀に感謝を申しあげます。
来県頂いたバイヤーは ポーランド ワルシャワ の KOKORO Smaki Japonii 社  マレーシア コタキナバル の WOO JOO FOOD SDN BHD 社 でした。
2018.2.27
新年早々でありましたが、1月12日立命館大学草津キャンパスにおいて、BKC国際交流センターの協力を得て、留学生を対象とした近江の茶のおいしい入れ方教室を開催しました。大学の期末試験前ということでしたが、12名の学生さん等に参加いただきました。マレーシア、ウズベキスタン、ミャンマー、中国、エジプト、タイと多くの国からの留学生の方にご参加いただきました。
最初、お茶の種類や滋賀県でのお茶の栽培について学習会を行った後、日本茶インストラクターの大谷衣理子さんによるおいしく入れるための実演がされました。参加者熱心に通訳を通してでありますが聞き入っていただきました。
その後、それぞれが実際に淹れ、飲んでみるという体験に移りました。お湯の温度、茶葉の量、浸潤時間などメモをもとににぎやかに体験をいただきました。
すべての方が初めて飲む本格的なお茶ということで、興味を持って飲んでいただきましたが、全員おいしい、よもぎ餅もおいしいということでした。
後で、感想を聞かせていただくと、マレーシアの方はお国では砂糖をいっぱい入れて飲んでいるとのこと。ミャンマーの方はもっと味の濃いお茶を飲んでいるので、日本茶の渋みなんて問題なしとのこと。タイの方はお茶に含まれるカテキンの多さに健康に非常に良いお茶という印象を持っていただきました。
次年度も開催ができればと考えています。
2018.1.15
平成29年12月6日(水)午後、JAこうか研修室において、10月31日から11月7日、国の補助事業平成29年度茶輸出特別支援事業の認定を受けミシガン州デトロイトで実施された近江の茶プロモーションの報告会が開催されました。滋賀県茶業会議所の岩永会頭、山田副会頭、家森理事、北川理事、渡辺理事、山本理事、吉村理事、中村監事他、県、市、JA関係者36名が出席されました。最初に、『近江の茶の海外輸出・・米国市場の現状と可能性・・』について日本貿易振興会(ジェトロ)農林産品支援課 課長代理 吉村優美子さんからご講演をいただき、つづいて滋賀県庁食のブランド推進課 杉本みのりさんから画像を取り入れ1週間の活動報告がされました。また、商談会、デトロイト美術館でのイベント時の参加者からのアンケート結果のまとめ(中間)が報告された後、参加者から市場調査、商談会、デトロイト美術館でのPRイベントについて、かたぎ古香園片木隆友さん、マルヨシ近江茶河合鉄久さん、満田製茶の満田久樹さん、山本園の山本明廣さん、茶生産農家の服部昭彦さん、辻正樹さん、竹田知裕さん、前野利成さんから報告がされました。当初想定以上にデトロイトの方の感触が良く、商談会でのバイヤーから多くの見積もりのメールを受けていることや、美術館でのイベントでは『このお茶を買いたい』と多くの人から声をかけられたことなどが報告され、今後に大きく期待が持てることから、次年度に向け積極的に検討していくことが確認されました。
2017.12.7
東京日本橋に滋賀県の首都圏情報発信拠点「ここ滋賀」が29日、オープンしました。台風22号接近により風雨が強まる中、滋賀県に縁のある方多数集まり、オープニングセレモニーが開催されました。三日月大造滋賀県知事は「日本橋は近江商人ゆかりの地。ここに来れば滋賀に出合い、おいしいものに巡りあえる」とあいさつ。滋賀県出身の歌手西川貴教さんや彦根市出身のジャーナリスト・田原総一朗さんらとテープカットをして新たな拠点開設を祝った。
 オープン直後は雨の中、傘を差して入店を待つ200人前後の列が日本橋交差点付近にでき、大混雑の初日でありました。1階物販エリアでは湖国の食品や工芸品などが多数並べられ、ここでしか買えないものばかりとあって、時間をかけて買い求めておられました。
近江の茶も、販売スペースを多くとり、いろんなお茶を買い求めていただけるものと思っています。
2017.11.27
滋賀県とミシガン州と姉妹提携を結び来年度が50周年となることから、本年デトロイト美術館に日本ギャラリーが11月4日オープンされることとなり、この機会をとらえ日本緑茶近江の茶をミシガン州の方にPRしようと近江の茶プロモーションを行いました。茶業会議所から茶商、生産農家を含め11名、県から3名の合計14名の訪問団を結成し、デトロイトへ向け10月31日に出発いたしました。日付変更線を通過し、時差13時間、飛行時間12時間かけて31日の夕刻にデトロイトに到着。
1日目 ミシガン州ノバイ市を中心にショッピングモールでの緑茶の販売状況の調査。夜は日本総領事公邸での歓迎レセプションに出席。多くの人と交流。
2日目 ミシガン州デトロイト市での喫茶店での緑茶の販売状況の調査。 品質は劣るものの割と高値で提供され、結構需要があることが検証された。
3日目 近江の茶商談会を開催 前日訪れた喫茶店主や販売店の経営者を集め、ホテルの1室を借り上げ商談会を開催。多品種の見本の試飲も含め、近江の茶の魅力をPR。1社に一人の通    訳を付けたことから商品説明等スムーズに進み、今後に期待の持てる結果となった。
4日目、5日目 デトロイト美術館での近江の茶の淹れ方教室、ほうじ茶、煎茶、和紅茶などの飲み比べ、近江の茶の中心となるせん茶、かぶせ茶の試飲提供。朝から夕方までこのコーナー        を訪れる人は絶えず、日本の緑茶に興味を持っていただいている人が非常に多いことがわかった。結構、思っていた以上にアメリカの方も微妙な味の違い、香りがわかる方        が多く、このお茶が買えないことを残念がる人が非常に多かった。おいしいお茶を提供する店が非常に少なく、またおいしく淹れる人も少ないことから、これらを解消する        必要があるとともに、アメリカの方に試飲をしていただく機会を増やす必要がある。
6日目 帰国の途に。
2017.11.14
滋賀県とアメリカ合衆国ミシガン州が姉妹提携を締結し来年が50周年となることから、9月8日にリックスナイダー(Rick Snyder)知事他使節団一行が近江のお茶の産地の一つである甲賀市土山町を訪れて頂きました。岩永会頭、山田副会頭、高橋農政水産部長、岩永市長ほか茶業関係者20名がお出迎えしました。歓迎の挨拶の後、丸安茶業前野安司さんとマルヨシ近江茶の吉永加奈江さんからお湯だしの極煎茶比叡、冷水出しの琵琶湖かぶせを関係者に振る舞って頂きました。知事をはじめすべての方がBerry Nice、Deliciousと感嘆の声を上げて頂きました。リックスナイダー知事からは、普段からコーヒーよりもお茶を飲んでいると言って頂き、是非とも近江の茶をもんで頂きたいと思っています。岩永会頭からは、11月には、デトロイト美術館の日本ギャラリー開設に伴い、近江の茶のPRに伺うこと、また商談会を開催したいことなど協力のお願いをされました。収支和やかな会話が弾み、お茶と一緒にお出しした地域特産の「よもぎ餅」にもDeliciousの声を上げて頂きました。岩永会頭からは極煎茶比叡と琵琶湖かぶせが、高橋滋賀県農政水産部長からは日本語名「立久 寿那偉妥」の名の入った信楽焼のマグカップが、岩永市長からは忍者の風呂敷がプレゼントされました。、
2017.9.13