2月4日

令和3年度有機栽培茶求評会が開催されました。

12月15日、農業技術振興センター茶業指導所において、(一社)滋賀県茶業会議所が主催して有機栽培茶求評会(以下「求評会」)を開催しました。
近年、海外輸出を含む有機栽培茶の需要が拡大する中、甲賀市内では、18戸の茶農家が有機栽培茶の生産を志向されています。当求評会は、栽培農家が持ち寄った一番茶サンプルをお互いに評価しあうことで、有機栽培茶の品質向上とともに販売戦略の立案等を目指して開催されているものです。
当日は15名の農家をはじめ、28名の関係者の出席がありました。甲賀地域農業農村振興事務所から近赤外線分析の結果概要を説明していただいた後、㈱キューサイ分析研究所の肥田氏から、「味分析の概要と活用について」と題して、講演をしていただきました。講演では、今回実施した味分析の結果の見方や香り分析との組合せによる産地の特色把握の可能性について解説があり、今後の販売戦略の検討などブランド化にも分析結果が活用できるとの興味深いお話をいただきました。参加者から「朝宮の茶は秋に熟成して良くなるといわれているが、そういった分析もできるのか?」等、熱心に質問が出され、その後行われた求評会で、さっそく分析結果を活用して味を比較する場面が見られるなど、非常に有意義な求評会となりました。

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