6月25日

草津市立渋川小学校が滋賀県茶業会議所で「近江の茶」の体験学習

草津市立渋川小学校の6年生79人は6月17日と18日、甲賀市水口町にある(一社)滋賀県茶業会議所を訪れ、同県の特産品である近江の茶の体験学習を行った。
 この体験学習は、児童らに世界農業遺産の認定を目指す同県の農林水産業について学んでもらい、地域への誇りや愛着を深めてもらおうと行っている総合的な学習の一環。児童らは体験学習に向け、近江の茶の歴史や産地について知識を深めるため事前学習も行った。
 体験学習当日、訪れた児童らは、はじめに茶業指導所の茶園を見学。担当者から近江の茶の特徴などについて説明を聞いた後、茶摘みの体験や茶刈り機での刈取り作業の見学を行った。その後、製茶工場で生葉が荒茶になるまでの製造工程を見学し、蒸し機や粗揉機などそれぞれの機械の作業内容について学習。また、煎茶を陶板の上で煎るほうじ茶作りの体験や、ほうじ茶と煎茶の淹れ方教室、飲み比べなどもあった。お茶づくしの体験学習に、児童らは「同じ茶葉でも作り方によってほうじ茶や煎茶、抹茶など色々なお茶に変わるのがおもしろいと感じた。いつも飲んでいるお茶がこんなに手間がかかっているとは知らなかった」などと感想を話した。

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