11月15日

滋賀県大闘茶会が開催されました。

(一社)滋賀県茶業会議所と滋賀県茶生産者団体連合会、滋賀県茶商業協同組合、甲賀地域農業センター、東近江地域農業センターは11月14日、甲賀市水口町にあるJAこうか本所で開催された滋賀県茶振興大会に合わせ、大闘茶会を行った。
 “闘茶会”とは、茶の香りや味などから産地を推測して競うもので、“茶歌舞伎”ともいわれ、室町時代に貴人の間で娯楽として流行したとされているもの。
今回の大闘茶会では、管内の朝宮茶、土山茶のほかに、京都の宇治茶、奈良の月ヶ瀬茶、三重の亀山茶を用意。茶生産者や茶商、関係者など約40人の参加者らが、予備審査として産地を隠した状態で5種類の荒茶の外観をチェックした後、本審査として煎出液を吟味。「茶のプロとして間違えられない」と、真剣な表情で産地の判定に挑んだ。審査は15点満点で行い、滋賀県茶商業協同組合の前野安司理事長が「近隣の産地で、しかも煎茶での闘茶会問いことで、非常に難しかったと思う。しかし、それぞれ産地の特色も、水色、染み、香気に出ており、心を静めて味わえば、そこそこ推測のつくものであったと思う。他産地の茶も、飲むことによって自分の茶がわかることになり、こういった催しは必要」と審査講評した後、結果発表と表彰式を行った。結果発表の際には「当たった!」と声が上がる等、にぎやかな闘茶会となった。
闘茶会の1位は滋賀県議会議員の富田博明さん。2位は日野北山茶生産組合の木田光夫さん、3位は土山町茶業協会の藤本昭和さんでした。

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