6月20日

草津市立渋川小学校の総合学習に滋賀県茶業会議所が参加させていただきました。

令和5年6月9日(金)滋賀県草津市立渋川小学校6年生を対象とした総合的な学習の時間に寄せていただきました。これは、渋川小学校6年生が総合的な学習の時間に滋賀県が登録された世界農業遺産をテーマに学習を進められていて、その一環で「近江の茶」について学習をしようと滋賀県茶業会議所に依頼をいただいたものです。滋賀県庁みらいの農業振興課、全農滋賀県本部園芸特産課、甲賀市役所農業振興課、京都の大谷大学の学生の協力を得て実施させていただきました。6年生は3クラス95人が在籍され、9時35分から12時15分の3時限に分けて学習会を開催しました。子供たちに朝お茶を飲んできた人と聞いてみると、3クラスとも3から4割程度。どの様なお茶を普段飲んでいるかを尋ねると、麦茶が圧倒的に多く、次にペットボトル。急須で淹れたお茶を飲むことは家ではほとんど無く、急須もないとのことでした。お茶の効能などを話しながら、最初に①滋賀県のどの地域でお茶が栽培されているか。 ②それぞれの地域どの様な特徴があるか。③茶葉の収穫作業はどのようにするのか。④茶葉はどのように加工するのか。⑤農家の生産した茶がどのようにしてお店に並ぶのか。などについて映像を使って説明をさせていただきました。そして、体験を重視されていることから、今回はほうじ茶の製造体験、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べるということで、まず、6人が1班で陶板の上に煎茶をあけ、全員でターナーを用い約10分間炒る作業。数分すると香ばしい香りが漂い、4階建ての校舎全体がほうじ茶の香りでいっぱいとなりました。今度は、出来たほうじ茶と焙じる前の煎茶を急須で淹れて飲み比べてみようと、急須でお茶を淹れる体験をしていただきました。回し注ぎでお茶の量、濃さを考えながらカップに注いでいました。初めての体験ということで、何事にも興味をもって取り組んでくれていました。
1時限45分という短い時間でした、我々も貴重な体験をさせていただきました。
後日、学校から「茶業会議所のみなさんへ」と題して、全員からお礼のお手紙をいただきました。こちらこそありがとうございました。一部掲載させていただきます。

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