4月23日

(一社)滋賀県茶業会議所第7回通常総会が開催されました。

4月17日、(一社)滋賀県茶業会議所第7回通常総会が甲賀市水口町のJAこうか本所で茶生産者や茶商、関係機関など約115人が出席して開催されました。
 総会では、同JAの組合長で同会議所の山田嘉一郎副会頭が開会の言葉を述べた後、岩永峯一会頭が「昨年秋に新開発した有機配合肥料を取り入れたことによって、今年産はより良品質な茶としての結果が表れる年。消費者に良いと言われるためにも、まずは我々が近江の茶の良さを再確認し、名実ともに日本一の茶にしていこう」と挨拶し、滋賀県農政水産部の西川忠雄部長、甲賀市の岩永裕貴市長が来賓の挨拶を述べた。
 その後、滋賀県茶業生産青年協議会の平井博史会長が議長となり、平成30年度の事業報告・収支決算、令和元年度の事業計画・収支予算、令和元年度会費の徴収、歳計現金預託先の承認、任期満了に伴う新理事の選任、付帯決議の上程された全6議案が賛成多数で原案通り可決・承認された。総会の最後には、株式会社エイトブランディングデザインの西澤明洋代表が『「土山茶」「朝宮茶」のブランディングについて』と題した講演を行い、「ブランディングとは伝言ゲームのようなもの。他とはどう違うのかを正しく伝えることが重要。人から人へ伝えたくなるような商品づくりをしていこう」と参加者に伝えた。
 同会議所では今年度、「近江の茶」の滋賀県統一商品である『極煎茶比叡』『琵琶湖かぶせ』の消費拡大に向けて、PR活動や土山茶・朝宮茶のブランディング、体験学習の開催を予定。また新有機配合肥料の施肥体系の確立や健康をテーマにした新商品の開発など、「近江の茶」の品質向上対策、海外への販路開拓の研究、「近江の茶」のルーツの調査を事業計画として取り組んでいくこととなります。

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